ライバルが絶賛するロワール白ワインの最高峰

 フランスの小さな蔵元から直輸入を始め、ワインは「蔵直🄬便」として、たくさんの方々にご愛顧頂けるようになりましたが、ロワールだけは「美味しい」けれど、突き抜ける個性はなく「普通に美味しい」サンセールを輸入していました。

ヴィノスやまざきの顧客の方々の味のレベルが高く
「バロン ドゥ エル(数万円の高級ロワールワイン)のような、ロワールのワインが好きなの。」
というお声を聞いてから、
「バロン ドゥ エルのようなプイィフュメ(ロワールの白ワインの有名な生産地)、違う地区でも、匹敵するレベルの白を探したい。」
そんな想いで、ヴィノスやまざきの寺田君の運転で、ブルゴーニュからロワールのワイン生産者を訪ねることになったのです。

寺田君は、フランスのボーヌの醸造学校を卒業し、誰もが知っているブルゴーニュの蔵元で醸造を行ってきたプロ中のプロ。ブルゴーニュを回る時には、必ずアテンドしてもらう力強い買い付け隊員です。

 

事前に調査したワイナリーを回るも、なかなかこれと言ったワインに出会えない。

品質が高い、というところを訪ねても、「酸っぱい」が先にきてしまい、連日の白ワインだけの試飲に、全員が疲れはててしまい、「あきらめようか」の声も出てきました。

こうなったらバロン ドゥ エルを訪問して、何がそんなに人気なのか調査して来ます。と、寺田君は早朝バロン ドゥ エルにまで出かけ、色々と調べてきてくれました。
すると、わかりました。
老舗で、大手だけあって多くの畑を所有していること、その中には樹齢(葡萄の樹の年齢 古いと凝縮した味わいの葡萄が収穫できる)40年という樹齢の畑も所有しており、それが、数万円で売れるワインを造れる秘訣だと

 

やはり、いくら良いワインでも、ロワールのソーヴィニヨンブラン(葡萄品種)に数万円は高いし、諦めて帰ろう。
その前に、今取引している蔵元さんのところに立ち寄って挨拶して帰ろう。
そう思って、立ち寄ると、その蔵元さんが、
「ライバルだし、そこを紹介してしまうと、うちのワインの輸入を止めてしまうと思うけれど、本当に素晴らしい蔵元だから紹介するよ。今から電話をするから、行っておいで。」
とのこと。
それが、フランシス・ブランシェでした。

 

ドメーヌ・フランシス・ブランシェ

ブランシェ一族は何と8世代にわたってこの地で白ワインを造っている老舗でした。

古い葡萄の樹のある畑や、白亜質の石灰岩土壌の畑など、小さな区画ずつではありますが、その土壌を活かした素晴らしいワインを、本当に少量造っていたのです。

その味わいは、もしかすると、あのワイン以上かもと、思える素晴らしい味わい。

生産量は僅かですが、土壌からくる味わいを最大限に活かし、畑は持続可能な自然な栽培を行っており、その方法により葡萄の根がより深くまで伸びるような栽培を行うなど、長きに渡りワイン造りを行っているこだわりに、身の引き締まる思いを感じました。

さらに、この農園の葡萄の樹は、ロワールのソーヴィニヨンブランの真の「母」台木であるソーヴィニヨンブランの現存する最古のクローンであることが判明したそうなのです。

いや、これは凄い。

これが、プイィフュメの最高峰かも。おそらく、価格は数万円だろう、いや、それだけの価値はあるし、と、伺った価格は、通常のプイィフュメとそれほど変わらない。

何故、今まで日本でも世界でも話題にならなかったのか、紹介してくれたライバル蔵の方に伺うと、
「ほとんどが地元か、フランス国内のソムリエに売っているから、ブランド化していないからだよ。」
とのこと。

紹介して下さったライバル蔵の方に、心からお詫び申し上げて(でも、こちらも良いワインです。いつか、ロワールの白ワインがもっと広まったら、必ず再開します!)フランシス・ブランシェとのお取引が始まったのです。

フランシス・ブランシェ・プイィ・フュメ シリス 2022|ヴィノスやまざき|ワイン通販 (v-yamazaki.co.jp)

こだわったフランスワインを探されているソムリエの方とか、一部の方に販売して在庫を売り終わってしまったため、なかなか、蔵元ストーリーを書く機会もなく、社内外の皆様にはご迷惑をおかけしました。

このような素晴らしいロワールの本格派プイィフュメに出会えたのも、ライバルの蔵元の方のおかげ。ライバルの蔵元さえ応援したくなるそんな存在。

そこまで突き抜けるって、本当に素晴らしい。ヴィノスやまざきも、そんなワインショップになれるよう精進していこう、そんな決意をしたブランシェとの出会いでした。

 

ファウンダー
種本祐子

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