女性の選ぶワインコンテスト さくらアワード授賞式によせて

昨日はさくらワインアワードの授賞式。
4652本の世界のワインの中から6%がダブルゴールド選ばれ、そしてその最高峰のダイヤモンドトロフィーに選ばれるのは1%未満
そんな栄えある授賞式で、本日複数のダイヤモンドトロフィーを受賞させて頂き、これも、素晴らしいワインを造って下さる作り手、そして育てて下さるお客様のお陰と、感謝の気持ちで一杯です。
本当にありがとうございました。

このコンテストはワイン研究家の田辺由美さんが8年前に、日本のワインマーケットを盛り上げよう、そしてこの業界で活躍する女性をもっと育て、さらに女性醸造家も育てようと始めたコンテスト・・
当初、このプランをお考えになった時に、真っ先に私達売り手にも相談して下さいました。

私は、勿論大賛成!最初は少なかった?エントリーも今ではこんなに増えて、今日の盛大な授賞式の日を迎えらせて、主催者の皆様の眼には光るものが??

■ヴィノスやまざきの受賞ワインはこちら
https://www.v-yamazaki.co.jp/shop/g/gCH01-04/

しかし、コンテストに参加すること、本当に良いのだろうか、そんな風に悩んだこともあります。
コンテストには賛否両論あります。
ワインの味も、その日と翌日は違ったりしますので、コンテストの結果が全てというわけではありません。審査員と私の好みは違う、そんな風に思われるお客様もいらっしゃいます。
また、弊社の取り扱い蔵元の中には、エントリーできない(受賞しても売るワインがないような限定品はエントリーしないことも多いのです)ワインもたくさんあります。
そういう蔵元が評価されなくなるのでは?という迷いもあり、一時は、コンテストへの参加そのものを辞退しようかと迷ったこともあります。

でも、今日、お互いにライバルであるはずの、他社の代表の方やバイヤーの方々と交流し、ワインを愛する気持ちは皆一緒なんだな、と、とても暖かい気持ちになりました。
そして、いろいろ世界が大変な中、在日大使館の方々も参加され、会場は、国や企業の壁を超えて、一つになれたと思います。

ワインを通じて、人と人との心が通い、世界の平和に少しでも貢献できたら…

コンテストは戦いではなく、愛と調和…久し振りに一同に介したワイン業界の誰もがそんな気持ちになりました。
どうか、ご家庭でも、ご友人同志でも、ワインを通じて、暖かな絆を深めていただければ、ヴィノスやまざき、そしてワイン業界皆からの願いです。

ヴィノスやまざきにはコンテスト受賞ワインや日本酒の他、エントリーもしない小さな蔵元ワインまで色々とご用意してあります。

ご自分にとってのダイヤモンドトロフィーは、ご自分の一番好きなワインだと思います。
それが世界で一番のワインです。

ヴィノスやまざきのお店や、コンテストが、ご自分にとっての一等賞を見つけるきっかけになれれば、こんなに幸いなことはありません。

種本 祐子