南米ワインのイメージを覆すワインとは??

昨日、銀座店で初の南米ワインフェスタを開催しました!

店頭で実際にイベントを行うだけでなく、同時にLIVE配信をすることで、店舗に来ることができないお客様にもご視聴いただくことができました。誠にありがとうございます。
※当日の様子はヴィノスやまざき公式Instagramからご覧いただけます。
ヴィノスやまざきの南米ワインの魅力を多くのワイン好きの方にお伝えいただければ嬉しく思います。

今回、南米ワインフェスタを開催するきっかけは、銀座店オープンに駆けつけてくださった大使の情熱をお伝えしたいだけではなく、実はもう一つの理由(ワケ)がありました。

それは、当店とも長年のパートナーとしてお付き合いのある南フランスのドメーヌ・ラグラ―ヴを訪問した際の事でした。
現地でも数多くのコンクールでも賞を受賞し、地元の英雄とも言われているオロスケットさんが、地元の郷土料理と合わせて自信満々に新作ワインを振舞いながら買付隊長の種本にコメントを求められた時のことです。

「オロスケットさんのワインはどれも素晴らしいのですが、近年品質の上がってきている南米ワインも脅威ですよ…」

その瞬間、普段は優しいオロスケットさんが興奮して「最近出てきたばかりの南米ワインと一緒にしないでほしい!」と怒ってしまいました。
ヨーロッパの一部の生産者にとって南米産ワインについて、認めていないんだと思い寂しい気持ちになりました。

しかしその後、オロスケットさんにも世界中のワイン生産者とお客様との交流イベント「蔵の祭典」に参加していただき、お客様が南米ワインのブースで盛り上がっている様子や実際にテイスティングをしたことでヴィノスやまざきの南米ワインの実力を認めていただき、その後のワイン造りに大きな影響を受けたと語ってくれました。

ワインと言えばフランス!というイメージがあるかもしれません。しかし、チリをはじめ、アルゼンチンやウルグアイなど確実に品質が上がっており、当社の取り扱い蔵元のワイン造りに対する情熱と合わせてイメージを覆したいという想いも込めて開催を決意しました。

今回、ご紹介したワインの中でも特に長年ロングセラーワインでもある「アルタム シラーズ」が大好評でした。

「コクありワイン好きの私にとって果実味しっかりして美味しい!」
「チリワインと思えない濃いんだけど上品な味わいで驚きました…」

と、お客様からコメントをいただいております。

このワインの生産者テラ・マターとは、約15年前のまだチリワインがそれほど日本で知られてない時期から当店のチリワイン直輸入第一号のパートナーとして取り組みが始まりました。
家族経営で自社ぶどう畑を所有し、コストパフォーマン高いワイン造りを行い、当店のロングセラーワインとして人気があります。

今回の「アルタム シラーズ」は、アルタム(高貴な)の名の通り彼らのプレステージワインとして、ブロック67という小区画の単一畑のぶどうを使用します。
現地を訪問した際も、地質を調べた上で植樹をおこない、品種と土壌の相性がよい区画をアルタムとしてリリースしていると伺いました。

かつては、「アルタム メルロ」が芸能人の格付け番組の刺客ワインとして紹介され、ワイン通も間違えてしまったことで話題となりました。
チリワインの常識を覆し、世界トップレベルまで成長したアルタムを是非一度お試しください。

また、今回の南米フェスタでご紹介した赤ワイン4本セットをヴィノスやまざき全店の店頭でもご案内することとなりました。
▼4本セットはこちら!

今後も日本全国、いや世界中?のワイン好きに向けてライブ配信しながらワインの魅力を伝えていきたいと思います。
ワインライフを一緒に楽しみましょう!

ヴィノス南米買付隊 福井
静岡県出身。ヴィノスやまざきの新卒第1期生として入社。先代・山崎巽の最後の教え子として、商人魂と日本酒の知識を学ぶ。米国ワインエデュケーター協会認定CSWワインスペシャリスト、JSAソムリエ、きき酒師の資格を保有。