10月1日は「日本酒の日」

「ワイン専門店なのに日本酒?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれないので、ヴィノスの日本酒の取り組みを、改めてお話しさせていただきます。

創業の経緯を知らないと「ワインショップの日本酒なんて・・・」と思うかもしれません。
でも実は、ヴィノスやまざきの原点は日本酒。

1913年に静岡の小さな酒屋として創業し、先代・山崎巽は、地元静岡をはじめ、全国の地酒を自らの足で探して、お客様へお届けしてきました。

洞爺湖サミット・伊勢志摩サミットでも各国の首脳に振る舞われるなど、今では日本を代表する蔵元となった「磯自慢」もその一つ。当店とは長いお付き合いで、若き日の寺岡社長は、地元の蔵元たちと共に先代を囲み、日本酒の未来を夜な夜な熱く語り合ったそう。

その根底にあるのは、「お客様が本当に求める旨い酒をお届けしたい」という思いです。

この先代の思いを受け継いだのが、会長、社長、そして私たちスタッフ。
何度も蔵元のもとへと足を運び、今ある銘柄を仕入れて販売するだけでなく、蔵元たちと共に、オリジナルの日本酒も開発してきました。

たとえば、「磯自慢の日本酒が、日常的に気軽に楽しめたら・・・」というお客様の声から「磯自慢」と共同で開発した駿光の雫

また、静岡県内で最古の蔵元であり、地元の米と水にこだわって仕込む、吟醸王国・静岡を代表する老舗蔵元「初亀」と共に造り上げた粋囲

老舗ながら常に新しいことにも挑戦する「初亀」と当店のコラボだから出来た、地元静岡の酒米・誉富士を使った粋な日本酒です。

そして、日本酒の名伯楽と呼ばれた先代・山崎巽に敬意を表し、その名を冠した特別な酒を造りたい・・・と誕生した巽酒

静岡吟醸に欠かせない静岡酵母の開発者、河村傳兵衛氏の一番弟子で、その酒づくりの伝統を守る「國香酒造」の松尾杜氏と共に、造り上げました。

さらに、「日本酒好きの方にも、ふだんはワイン派の方にも、皆がもっと気軽に楽しめる日本酒を造りたい・・・!」と私が自ら開発に携わった、アペロS

なんとワイン酵母を使ったフルーティで華やかな味わいは、日本酒のイメージを覆します。

日本酒の日に、この4本全てをじっくり味わえる匠のオリジナル日本酒4本セット(税込9,900円)をご用意いたしました。

ここだけの話、新たな日本酒のプロジェクトも進行中です。
これからも皆様に喜んで頂ける日本酒をお届けしてまいりますので、ぜひご期待ください。

只今、オープン10周年を迎えた新静岡セノバ店では、先代の想いを受け継ぎ、これまで本店でご用意していた日本酒のほとんどを購入いただくことができます。

そして、新たな静岡本店がいよいよ来週、10月8日にプレオープン、9日にグランドオープンいたします!

ワインバー併設の専門店として、もちろんこだわりの日本酒やチーズなども取り揃えて、皆様のご来店をお待ちしております。
来週、ぜひ本店でお会いしましょう。

自称・先代の最後の弟子 福井 謙一郎

【プロフィール】
静岡県出身。新卒採用第一期生。
先代・山崎巽から直接日本酒の教えを受けた最後の弟子で、オリジナルの日本酒の開発にも携わる。
お客様の求めるものためならどこまでも。最近は、国内の蔵元巡りで新たな銘酒との出会いを求めて交渉中!