新・静岡本店のオープンによせて ~社長からのメッセージ~

お客様 従業員 元従業員 他ステークホルダーの皆様に
社長からのメッセージ

1913年に静岡市葵区常磐町に創業した静岡本店は、4月にシャッターを降ろし、閉店式を開催。沢山の皆様から惜しむ声や、色々なメッセージを頂き、改めて「店はお客様の為にある」という言葉を実感いたしました。

静岡には新静岡セノバ店もあり、また、これからは店舗の時代ではない、ECの時代だ・・・そんなアドバイスを経営のプロの方から頂戴しましたが、私達はお客様と出会い、そしてご意見を頂き、静岡の酒やフランスワインだけでなく、数多くのヒット商品を産み出させて頂きました。

やはり、お店は大切、本店は絶対に継続したい。
そんな思いで、10月9日、今までの本店のすぐ裏側、青葉通り沿いの七間町18番地に、ついに新本店をオープンする運びとなりました。

全く新しいコンセプトのお店を作ろうか・・・という意見もありましたが、すべて以前の本店にあった古いカウンター、棚、冷蔵庫、シャンデリア、一つも無駄にすることなく、中に入ると、あの本店の香りが漂ってくる・・・そんなお店になりました。

先代が世に出した静岡のお酒はもちろん、世界中の蔵元にご協力頂き分けて頂いた、高品質で手頃な価格のワイン、そしてワインバーでは、チーズだけでなく、昔からのお付き合いのご近所さんの造られるデリなどもご用意し、新しく生まれ変わる青葉通りで、ワインやノンアルワインと共にお楽しみ頂けます。

お客様からの、厳しくも温かいご意見も取り入れさせて頂きました。

駐車場が入れにくい・・・というお声に。
今度はすぐ隣が駐車場というだけでなく、新しいシステム「カーブサイドピックアップ」で、事前ご注文決済で、車に乗ったまま商品を受け取って頂けるようになりました。

このご時世、接客はほどほどに・・・というお声に。
語りたくて語りたくて仕方がない私達の気持ちを動画にして、動画でのPOPも付けさせて頂きました。

そして、オープンを記念するワインを何にするのか・・・

蔵元にも相談した結果、現在、世界的にも人気で価格が高騰しているナパ・ヴァレーのラザフォードという地区(この地区のぶどうで造られたワインは、何万、何十万するものも多い銘醸地です)のぶどうで、特別なワインを造って頂きました。

メモリアルワイン「1913」 メリタージュ ラザフォード 2018

閉店セールの時に、メモリアルワインをソノマのぶどうで造って頂き、一瞬で完売してしまいお問い合わせも多く頂いたのですが、新店オープンは、それ以上のワイン。大きな夢を詰め込んだような、大きなボディにしっかりとした骨格、そして伝統の1913(=創業年)というラベルにふさわしい品格・・・そんなワインです。

10月は、初めて東京に出店した渋谷店の20周年、そして新静岡セノバ店の10周年、さらに札幌店は、暖簾分け第一号店として10月末にオープン。私達にとって、この困難な時を乗り越えて、次に進む特別な時となりました。

今まで支えてくださったお客様に恩返しが出来るお店になれるよう、社員一同、頑張っていきたいと思っておりますので、新本店はじめ、ヴィノスやまざき各店を、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

10月8日のプレオープン、9日のオープンは、安全対策を徹底して、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

(株)ヴィノスやまざき
代表取締役会長 種本均
取締役社長   種本祐子