カンヌ映画祭の幻の晩餐会ワインが、ヴィノスやまざきで飲める理由(わけ)

本日7月6日から、「カンヌ国際映画祭」が南フランスのカンヌ市で開幕します。

実は、当店では、そのカンヌ映画祭の晩餐会のVIPだけのパーティで振舞われたり、フランスの星付きレストランのソムリエも羨望の幻のワインをお届けしています・・・

それが、カンヌ沖の島レランス島にある「アベイ・ド・レランス」という男子修道院の造るワイン

販売のために造るのではなく、通常のワインは修道院で週に一度飲むために・・・そしてフリーランジュース(ワインを絞らず溢れ出る果汁)で、本格的な樽熟成をして作るワインは、この島に巡礼に来る特別なお客様だけに振舞われます。

その味わいは、ぶどうの自然な味わいと、奥行と、誰が飲んでも涙が出るほど感動に震える味わい・・・ しかし、残念ながら、なかなか手に入れることが出来ません。

そんなワインを1995年、ヴィノスやまざき本店のある静岡市とカンヌ市の姉妹提携の時に、両市長の友情のために、初めて島を出て日本にやってきたのです。その様子は、カンヌタイムスの一面を飾ったほど。

このワインが生まれるのは、カンヌ沖の小さな修道院の島。
あのカンヌ映画祭の会場近くにある船着き場から、専用フェリーに乗って約20分。
歩いて数十分で一周できてしまうくらい本当に小さな島なので、海風の影響を強く受けます。

この海風のおかげで、除草剤や農薬は使用しなくても、健康なぶどうが育つのだそう。
修道士たちの手によって、自然のままのぶどう生命力を尊重したぶどう栽培が行われています。

そんな修道院に「修道僧と一緒にワイン造りを経験してきなさい」という社長の言葉で、3年前に宿泊してのぶどうの収穫に参加させていただきました。

まだ日が昇る前のお祈りから参加し、日の出とともに畑に向かい、修道士たちとともに汗だくになりながら、6時間以上黙々とぶどうの収穫を行いました。

厳格なシトー派の修道院なので、収穫の途中でも、畑の傍らでお祈りの時間が。
大変さが身に沁みましたが、それ以上に同じ時間を過ごせたことに、心底幸せな気持ちになりました。

今年は、カンヌ市と静岡市の姉妹都市提携から、30年を迎える記念の年。

特別なご縁がつないだ修道士のワイン、本当に限定数ですが、お譲りすることが可能です。
夏の特別なギフトやご自分へのご褒美としてご利用いただければ幸いです。

鶴見

【プロフィール紹介】
フランスワインが好きすぎて、某地方銀行を退職。ヴィノスやまざきの存在に触発され、その数年後の1999年の夏に単身語学留学。場所は当店フランスワイン直輸入発祥の地、スペインとの国境沿いのワイン産地「ラングドック・ルーション地方」。 片道30㎞以内は自転車で蔵元を巡り、すっかり南フランスのワインの虜に。 2001年9月末に帰国後、早速ヴィノスやまざきに履歴書と入社への熱いメッセージを送り、同年12月25日からアルバイトとして渋谷店にて勤務を開始し、現在に至る。