今ここでしか手に入らない、幻の職人チーズ・・・!?

「夏ヌーヴォー」の解禁まで、あと約10日。

お店では、夏ヌーヴォーのご予約と同時に
「そうそう、このチーズ!一年待たないと食べられないのよね。」
「去年予約を忘れてしまって食べられなかったから、今年は絶対予約しようと思って。」

と沢山のご予約をいただいている、とあるチーズがあります。

それが、このタスマニアの職人チーズ
現地まで足を運んで買い付けてきた、他では手に入らない限定チーズです。

「オーストラリアのタスマニアの離島に、職人が手作りする絶品チーズがある。」
そんな小さな島で?本当に?そう思いながらも、私たちはさっそく現地へ飛びました。

プロペラ機をいくつか乗り継ぎ、たどり着いたのが、タスマニア州の小さな離島「キング・アイランド」。

目に飛び込んできたのは、豊かな大自然。
澄んだ空気、真っ青な空と海、そして濃い緑・・・

その大自然の中で、牛たちは見渡せないほど広い牧場に放牧されていて、冬場も干し草ではなく、一年中青々とした草を食べています。島の人に話を聞くと、牛たちは時には海岸まで行って、なんと海藻も食べたりしながら、のんびりと過ごしているそう。

そんな牛たちのミルクは、ミネラルや栄養分もたっぷり。
見た目から全然違っていて、日本で見かける牛乳より、少し黄色みがかっていました。
味わいも、もちろんとても濃厚です。

その新鮮なミルクからチーズを造るのは、職人のユーリさん。
チーズの国際コンクールでも数々の賞を受賞する、凄腕のチーズ職人です。

19歳でスイスから移住してきてから40年以上、生涯をかけて、牛の飼育からチーズの作り方まで、島の住人たちに伝えてきました。

その職人ユーリさんが、島のミルクから作るチーズは、どれも味わい深く濃厚。

青かびチーズの「ロアリング・フォーティーズ・ブルー(写真上)」は、一つ一つ手作業で熟成度合いを確認し、ワックスがけを行います。香り高く、ピリリとした青かびの風味だけでなく、ミルクの甘みとコクがあって、クセの強い青かびチーズは少し苦手だった私も、すっかり虜になったほど。

そして、これまで食べたチーズの中で一番美味しいと思った「ストークス・スモークチェダー(写真中)」。
ミルクのまろやかさと、香ばしい燻製の風味がたまりません・・・!そのままでも、サラダのアクセントにしても美味しいです。

クリーミーな白かびチーズの「タスマニア・トリプル・ブリー(写真下)」は、バターのようなリッチな風味が口に広がります。

旨みたっぷりのチーズが、ワインの味わいをいっそう引き立ててくれます。
今しか手に入らないチーズ、ぜひ「夏ヌーヴォー」と一緒にお楽しみください。

本島

【プロフィール紹介】
2010年ヴィノスやまざき入社。学生時代はほとんどワインを飲まず、ヴィノスやまざきの開発した甘口&低アルコール赤ワイン「ソレイユ」に衝撃を受けて入社。広尾店店長、商品部にて輸入業務を担当した後、現在はWEB・マーケティングを担当。JSAソムリエ、SAKE Diploma、WSET Level3。実はチーズプロフェッショナル資格ももっているチーズ好き。