本当の受賞ワインはどれ?① ~25年間トップの白ワイン編~

女性審査員が選ぶワインコンテスト「サクラアワード2021」の結果が発表されました。
今年も、たくさんのワインに賞をいただきました。ありがとうございます。

今年、大手さんでは多くのワインをエントリーされたところもあるようですが、ヴィノスの取引先の小さな蔵元の中には、この状況下でコンテストのエントリー費用が出せなかったところもあり、今年はエントリー数が減って、受賞ワインも減りました。
しかし、こうしたコンテストは、明るく楽しく、ワインの舞台を華やかにしてくれて、いいものですね。

でも、私たちは、本当の勲章とは、お客様が購入してくださり、またリピートしてくれるワインだと考えています。賞は、そのきっかけに過ぎないのです。

そんなヴィノスの過去から現在までの、売上トップの白ワインをご紹介させてください。

プティプロ・シャルドネ樽熟成

当店の白ワイン部門で、25年以上にわたって人気No.1の白ワイン。
特に大きく宣伝しなくてもリピートでご購入いただくお客様が多いので、入荷してもすぐに売り切れてしまう・・・そんなワインです。

フランス産のシャルドネというと、酸味の強いものが多かったりするのですが、このワインは違います。
口に入れると、フルーティな完熟ぶどうの果実味と、樽での熟成による旨みが口いっぱいに広がって、ブルゴーニュなどの高級シャルドネにも負けないのでは?と思うほどです。

首都圏では緊急事態宣言が延長され、全国的にもまだもう少し、自宅で過ごす日々が続きそうです。
春めいてきて暖かい日には、家でのんびり美味しい白ワインが飲みたくなりますが、そんな時にぴったりのワインだと思います。

このワインの造り手は「ドメーヌ・プティプロ」。27年前に輸入を開始した当初は、「ドメーヌ・グールガゾー」と名乗っていました。

南仏のラングドック地方という、当時は無名だった産地のパイオニアです。

創業者のピケさんは、もともとは、フランス屈指のシャルドネの銘醸地ブルゴーニュでワインを造っていました。より安い土地で、ブルゴーニュクラスのワインを造りたいと、フランス各地を巡り、この土地を探し当てて移住してきたそうです。

しかしながら、その当時、まわりは地場品種から安いワインを大量生産している生産者ばかり。
シャルドネなどの品種を「いくら植えても、ぶどうの樹を引っこ抜かれてしまってね・・・」と、周囲の反発に合いながらも、ワイン造りを続け、次第に地域をリードする生産者となったのです。

ピケさん亡き後は、娘のアニックさんが引き継ぎ、ワインの品質は年々さらに向上。
だからこそ、27年経った今でも、多くの方にご支持いただいているのだと思います。

ちなみに今年のサクラアワードでは、ダブルゴールドメダルを受賞しました。

あまりの人気に品切れしていて、まもなく3月20日(土)に店頭に到着予定ですが、今回の受賞で、これまで以上に早く売り切れてしまう可能性が・・・入荷したら、できるだけお早めに手に取っていただくのがおすすめです。

今すぐ飲みたいから、来週まで待てない・・・そんな方には、実は、彼らが造る限定ワイン「グルナッシュ・グリ・ド・グールガゾー」が只今、入荷しています。

グルナッシュ・グリという地場品種を使った、ドライアプリコットのような豊潤さに、樽熟成によるアーモンドのような香ばしさや旨味もしっかりと感じられる、コクあり白ワインです。

ドメーヌ・プティプロは、オンラインイベント蔵の祭典ONLINEにも登場しますので、ご自宅での時間に、ぜひ彼らのワイン片手に参加してくださいね!

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通販部 本島

【プロフィール紹介】
2010年ヴィノスやまざき入社。学生時代はほとんどワインを飲まず、ヴィノスやまざきの開発した甘口&低アルコール赤ワイン「ソレイユ」に衝撃を受けて入社。広尾店店長、商品部にて輸入業務を担当した後、現在はWEB・マーケティングを担当。JSAソムリエ、SAKE Diploma、WSET Level3。WSET Diploma受験中。オンラインでも繋がりたい!とオンラインイベントも企画中。