プレミアムワインですが、実はコストパフォーマンスが一番高いかもしれません・・・

現在ご案内しているワインフェアのちらしを作っていた時のこと。

「このワインを、本当にこの価格でご案内していいのか?」

そう反対の声が上がったワインがバルチュス2014です。

今ではボルドーの5大シャトーよりも高い評価を得るまでになった蔵元、シャトー・ド・レイニャックが造るトップワイン。

濃厚なのに本当に滑らかで、ふだんボルドーの数万円クラスの高級赤ワインを召し上がるお客様からも、「5大シャトーを買うより、バルチュスを選ぶ」とご支持をいただくほど・・・

そんなプレミアムワインも、ご自宅での時間に楽しんでいただけたら・・・と、最終的には反対の声を押し切って、通常12,800円のところを9,800円(税別)でご案内できることになりました。



反対の声を上げたのは、ヴィノスやまざきの買付総長こと、種本会長。

ヴィノス1のヴィノスワインコレクターであり、おそらくヴィノススタッフの中で「バルチュス」を最も長年飲んできたのも種本会長です。

本日はそんな会長に、「バルチュス」について訊くことにしました。

種本 均 ~プロフィール紹介~
ヴィノスやまざきの買付総長で、代表取締役会長。静岡市出身。ふだんは経理・財務など管理部門を統括しているが、実はワインのプロでもあり、南アフリカや南米など地球の裏側まで、数々のワイン産地を巡ってきた。日本酒にも詳しく、静岡県内の酒蔵を自らの足でまわって開拓し、オリジナルの日本酒など商品開発も支えてきた影の立役者。



― 「バルチュス」との出会いは、いつですか?

そうだね・・・「バルチュス」の初ヴィンテージが2002年だから、2005年くらいかな? 蔵元を訪れた際に、オーナーのヴァテロさんが、「新しいワインを造ったから、ぜひ試飲してほしい」と出してくれたワイン、それが「バルチュス」だった。


― いち早く教えてくれたんですね。口にしてみて、どう思われましたか?

濃密だけれどもそれだけではない、とても滑らかで、すっと体に入ってくる・・・そんなワインだと思ったよ。

レイニャックでは通常、柔らかな風味のぶどう品種メルロに、渋みが強くてパワフルなカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドして造っている。でも「バルチュス」だけは、メルロ100%で造るから、より滑らかなんだ。


― なるほど、蔵元のトップワインだけれど、ただ濃くて力強いだけではないのですね。

そうだね。
ボルドー地方の中でもトップクラスのメルロ種の高級ワインと一緒に、ブラインド・テイスティング(銘柄を目隠しして行う試飲)をしたのだけれども、その時、買付隊メンバーの半分以上が「バルチュス」の方が美味しいと手を上げたのを、よく覚えているよ。
それで、すぐに予約をしよう、という話になったんだ。生産量が少ないからね。

実は、その時の初ヴィンテージ2002年が、あと一本だけ取ってある。
若い時には果実味が濃密で、でも長年熟成すると、さらに複雑味と深みを増すワインだから・・・

若いうちからも楽しめて、けれども熟成もできる。
そのように造っているワインだと、ヴァテロさんも話していたよ。


― ご自宅で、どのように楽しむのがおすすめですか?

ぜひ大ぶりのグラスで、ゆっくりと楽しんでほしいですね。香りと味わいが、本当に違うので。 開けてからしばらくすると、熟した果実や、樽の香りがどんどん広がって・・・ その感動を、ぜひご自宅で感じていただけると嬉しいです。

ふだんは冷静な種本会長ですが、「バルチュス」への熱い思いに、この特別価格に反対した気持ちも分かる気がしました。

私も改めてこのワインを飲みたくなったので、今飲むために一本、そして熟成させるために一本、用意したいと思います。

え、一本じゃもの足りない・・・そんな方は、6本セット(一本あたり8,800円になります)で、手に入れていただくのがおすすめです。

通販部 本島

【プロフィール紹介】
2010年ヴィノスやまざき入社。学生時代はほとんどワインを飲まず、ヴィノスやまざきの開発した甘口&低アルコール赤ワイン「ソレイユ」に衝撃を受けて入社。広尾店店長、商品部にて輸入業務を担当した後、現在はWEB・マーケティングを担当。JSAソムリエ、SAKE Diploma、WSET Level3。WSET Diploma受験中。