本当に美味しい自然派ワインを生む秘訣

自然派と書かないでください。」

こんな要望を、卸先の方や店長から言われることがあります。
自然という言葉が先に立ち、品質や味が後回しになっているものが一時出回り、自然派という言葉にネガティブなイメージを持たれている方も多いのかもしれません。
Vinicuest『ナチュラル・ワインの定義』

そんな中、お客様から嬉しい声を頂戴しました。

「自然派ワインに興味があるけど、当たり外れがあるって聞いたことがあって・・・おすすめはありますか?」とご来店されたお客様。

おすすめした2本のワインをご自宅で召し上がったところ、「赤ワインは濃厚なのに飲みやすくて、白ワインも柑橘系の爽やかな香りでスッキリ美味しくて、大当たりでした!」と後日さっそく教えてくださいました。「自然派なのに、美味しいんですね。」と。

それが、こちらのワインです。

トゥルーヴァイン バイオダイナミック・レッド & オーガニック・ソーヴィニヨン・ブラン

「カリフォルニアで、美味しくて自然なワインはないの?」というお客様の声を受け、現地を訪問して畑から探し、蔵元と一緒に造り上げたのが、この「トゥルーヴァイン」です。

カリフォルニアのメンドシーノは、全米でも有機の畑が最も多い農業地帯。
ぶどうをナパの有名ワイナリーに卸している畑も多いのですが、地元で有名なヴィンヤード(畑)は、自分たちでワインを造り販売しています。

そんなヴィンヤードからぶどうを買い取り、現地でも凄腕と言われるワインメーカー、デニスさんに醸造をお願いして(勿論、味はヴィノスが最終確認)造って頂いているのが「トゥルーヴァイン」です。

バイオダイナミック・レッド」は、有機栽培の中でもさらに厳格な「バイオダイナミック(ビオディナミ)」農法のぶどうから造る一本。

そして「ソーヴィニヨン・ブラン」は、昨年度に現地を訪れた際に、新たに開発したワインです。

自然派ワイン人気が高まっていますが、実は、ヴィノスやまざきでは「有機栽培だから」仕入れているワインはありません。

パートナーの蔵元たちに話を聞くと、美味しいワインを造るために、良いぶどうを造ろうとしたら「結果として自然な造りにたどり着いた」という生産者がほとんどです。

たとえば、この「トゥルーヴァイン ソーヴィニヨン・ブラン」も、「素晴らしいソーヴィニヨン・ブランの畑を見つけたよ!」という連絡を受け、現地を訪ねて味わいを確認し、美味しさの秘密をさらに詳しく聞いてみると、実は・・・オーガニック農法で栽培されたぶどうなのだと教えてくれました。

山あいの豊かな自然に囲まれた標高の高い畑では、豊富な日照量に恵まれながらも、夜間には気温がぐっと下がり、ぶどうはゆっくりと熟していきます。

こうして生まれる「ソーヴィニヨン・ブラン」は、たっぷりの果実味だけでなく酸味もバランス良く、とてもアロマティックで、柑橘類や白桃など熟したフルーツの香りが溢れるワインに、

そして、「バイオダイナミック・レッド」は、本当に自然派ワイン!?と思うほど力強く濃厚ながらも、まろやかな口当たりで、するっと飲めてしまう味わいに仕上がっています。

どちらも、体にすっと染み込むような優しい味わいで、お食事とも相性抜群です。

こちらの赤ワイン「バイオダイナミック・レッド」も、白ワイン「ソーヴィニヨン・ブラン」も、ヴィンヤードの商標名で販売されているものは、1万円近い価格なのですが、畑のぶどうを買い取り独自に醸造することで、赤は3,500円(税別)、白は2,680円(税別)という価格を実現することが出来ました。

このワインは、ヴィノスやまざきが現地の凄腕ワイン醸造家と造ったもの・・・ワインの名前を決める時には「『TRUE VINE』にしたい」と言ったところ、即決で決まりました。

これは聖書の「私は真の葡萄の樹(THY ART TRUE VINE TREE)」という有名な言葉から名付けたもの。

長くワインを見てきて、結局美味しいワインは良い畑、良いぶどうの樹からしか出来ないということが分かった」という思いから名付けました。

そして、さらに多くの方にお楽しみいただけたらと、只今特別価格でご紹介させていただいております。
恩返しワインフェアはこちら

バイオダイナミック・レッド」の最新ヴィンテージ2015年産と、「オーガニック・ソーヴィニヨン・ブラン」、さらに人気のナパワインも楽しめる「2021年初荷ワイン6本セット」は只今ご予約を承っていて、もう間もなく2月上旬に到着予定です。

ぜひこの機会に、お楽しみいただければ幸いです。

買付隊長
種本祐子
1993年カリフォルニアワインマスターコンテスト優勝
2015年アメリカ大使館にてホールオブフェイム受賞
カリフォルニアの生産者と30年近くの親交を持つシニアソムリエ