すき焼きに合うワインを探せ!

1月24日(日)は「すき焼きの日」。
普段はコスパワインと簡単なおつまみを合わせる私ですが、せっかくなので、たまには少し豪華にすき焼きとワインとマリアージュしてみようと思い、さっそく試してみることに。

そこで本日は、すき焼きに合うおすすめワイン3選をご紹介いたします!

第一位 ストーンヘッジ メリタージュ ナパ・ヴァレー2017

甘辛い味付けだけでなく、お肉の旨味もたっぷりのすき焼きならば、割下に負けない果実の凝縮感と濃さもしっかりあって、脂を洗い流してくれるタンニン(渋み)とのバランスもよい赤ワインがいいと選んだのが、こちらの一本!

メリタージュは、当店の赤ワイン部門で11年連続人気No.1を誇るワインです。

このワインが生まれるカリフォルニアのナパ・ヴァレーは、世界的な高級ワイン産地。一本数万円するものもめずらしくなく、その価格は年々高騰しています。

「3,000円以下の手頃な価格で、本当に美味しいナパのワインを日本のお客様にお届けしたい。」

その想いで現地を探し続けましたが、美味しいワインはどんなに手頃なものでも、5,000円以上の価格になることは当たり前・・・

そんな中、力を貸してくれたのが、当店長年のパートナーであるストーンヘッジ・ワイナリーでした。
彼らは、観光客向けのテイスティングルームやマーケティングなどにはお金をかけず、質の高いぶどうとワイン造りに集中することで、コストパフォーマンスにあふれたワインを造り出す蔵元です。

ぶどう栽培農家たちと長年のネットワークを持つ彼らと共に、ぶどうは畑から指定して、共にブレンドを行い、ボトルのデザインを決め、日本のお客様のために開発したワインを全量買い取りすることで2,980円(税別)というコスパを実現したのが、ストーンヘッジ メリタージュ ナパ・ヴァレー

すき焼きと合わせてみると、相性ばっちりでした!

割下の甘さは少し控えめに、隠し味にちょっとだけ赤ワインを加えて味わいを整えたのが、さらにぴったり合うポイントだったかもしれません。ぜひご自宅で試してみてくださいね!

第二位 ランブルスコ・デル・エミリア

すき焼きには、割下に合う果実の甘みがある赤ワインもいいけれど、すっきりと脂の旨味を洗い流してくれるスパークリングワインも捨てがたいところです。

そこで選んだのが、赤ワインとスパークリングワインのいいところ取りの、こちらのワイン!

「ランブルスコ」は、シュワシュワと柔らかな泡立ちと、自然な甘さ、低アルコール(5.5%)で飲みやすさ抜群の、赤の微発泡ワイン。ワイン初心者からワイン好きまで、幅広いお客様に人気です。

イタリアでも「美食の都」と名高い北部のエミリア・ロマーニャ州で、さまざまなランブルスコの生産者を巡った末、ようやく出会ったのが、この道100年の老舗蔵元カンティーナ・ディ・ソルバーラでした。

長年地域に根付き、地元の顧客に販売してきた彼らのランブルスコは、自然なぶどう栽培からこだわっているため、ナチュラルな果実の旨みがたっぷり。ついつい箸が進んでしまうこと間違いなしです!

第三位 シャトー・レゾリュー赤ラベル

ぜひ合わせて楽しみたい最後の一本は、当店直輸入第一号の、こちらのワイン!

完熟ぶどうのたっぷりの果実味が、甘辛い割下とマッチ。そして、樽熟成によるスモーキーな香り、南フランス品種由来のスパイシーさが、お肉の脂の甘みと絶妙に合って、引き立ててくれます。

直輸入を始めた当初、まだ日本では無名産地だった南仏・ラングドック地方まで訪問して、見つけ出したのが、このシャトー・レゾリュー

当時、日本では知っている人は誰一人としていませんでしたが、「本当に手頃で美味しいワインをお届けしたい」というその一心で、銀行で借り入れをしてまで輸入を決断。

ふだんはボルドー地方の有名ワインを愛飲していた著名な作家の先生が「目から鱗が落ちました。一口飲んで、一万円はするな・・・と思った。」と大絶賛してくださり、以来25年以上に渡って大ヒットとなったワインです。

コスパの高さはもちろん、照り焼きや、たれの焼き鳥、鰻の蒲焼など、和食の甘辛い味付けに相性抜群で、毎日の食卓に寄り添ってくれる味わいも、ロングセラーの秘訣。

ケース購入される方も本当に多いのですが、定番商品だからこそ、色々なお料理と合わせてみたり、様々な楽しみ方を見つけていきたいと思うワインです。


皆様でしたら、どんなワインをすき焼きに合わせますか?
おすすめのペアリングがあったら、ぜひ教えてくださいね。
Instagram・Facebook・Twitterで、「#ヴィノスやまざき」での投稿お待ちしています!

ソムリエ料理男子 保坂

【プロフィール紹介】
JSAソムリエ。ドイツワイン上級ケナー。大学卒業後新卒採用で入社。大手ワイン企業を蹴って入社したことから、最初は図に乗っていたかも・・・と反省。スーパーの売場作り、海外買付のかばん持ち、武蔵小杉店・仙台店の立ち上げ店長を経て、挫折の中から「川上から仕入れたワインを売るのではなく、お客様に喜んで頂く商品を開発することがミッション」と開眼、現職に。 座右の銘は「謙虚 感謝」。 東北出身者として今なお、地元の復興支援を応援。復興支援ワイナリーのサポートにも取り組む。今年の冬は、自宅でお鍋とワインのペアリングを密かに研究中の料理男子。