ワインを飲んで生産者を応援しよう~南アフリカ編~

今年は新型コロナの影響により、世界中の生産者も様々な困難に直面しています。

南アフリカも例外ではなく、ロックダウン時にワインを含むアルコール飲料の販売が禁止され、一時期は国内で販売だけでなく国外への輸出も禁止になるという事態にまで発展。

ワインの売上も大幅に減少し、先日ニュースで「およそ530あるワイナリーのうち、今後80ほどが廃業に追い込まれる可能性がある」と報道されていました。
(出典:NHK NEWS WEB 2020年10月1日付 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201001/k10012642991000.html)

そんな中でも、南アフリカのパートナーたちは「自分たちに今できることを・・・」と、畑仕事やワイン造りに向き合ってきました。

ヴィノスやまざき買付隊が、初めて南アフリカワインの買付に現地を訪問したのは、2006年。

当時の日本では、南アフリカワインは、まだ今ほど知られていませんでした。
現地で数百種類ものワインをテイスティングして「これだ・・・!」と思う品質のワインと出会い、その蔵元たちのもとを、自分達の足で訪問したのです。

 

この時出会った蔵元たちとは、それ以来10年を超えるお付き合いが続いています。
互いに「日本のお客様に素晴らしいワインを届けたい」という想いを共有し、時には日本にも足を運んでくれ、ワインを通してパートナーシップを築いてきました。

彼らのワインを少しでも多くの方に手に取っていただくことで、困っている彼らの支えになれれば・・・
その想いで、只今ヴィノスやまざきでは、生産者を応援するWe are the World ワインフェアを開催中です。

そして生産者たちからも「日本のお客様に楽しんでいただきたい」と、いちおしのワインを特別価格でご用意していただきました!
その一つが、南アフリカワインの直輸入を始めた当初からお付き合いのあるロングセラー蔵元「ノーブルヒル」です。

濃厚&スパイシーで飲みごたえ抜群の樽熟赤ワイン「ノーブルヒル・シラー」。
そして、熟したピーチのような華やかな香りがたまらない白ワイン「ノーブルヒル・ヴィオニエ」。

どちらも少し涼しくなってきたこの季節に、旬の食材と合わせてお召し上がりいただくのにぴったりの、コクのあるワインです。

ともに、過去に「蔵直(R)ワイン定期便」に登場したことがあり、また是非飲みたい!と多くのお客様にご支持いただいたワイン。
物流の遅れが出ていましたが、今月ようやくお届けできることになりました。

そして「ノーブルヒル」のオーナーであり、醸造家でもあるクリスさんからは、「ぜひこのワインの魅力をお伝えしたい!」と動画も届きました。

実は南アフリカでは、購入したぶどうでワインを造るワイナリーが多く、ぶどう栽培からワイン造りまでを一貫して手がける蔵元はごくわずか。

そんな中、ノーブルヒルは南アフリカでは珍しい、自社ぶどうからワイン造りを手がける小さな家族経営の蔵元。 クリスさんが畑の管理から醸造まで、全て自らの手で行っています。

自身で丁寧に畑の手入れを行い、その年その年のぶどうの状態を確認しながら、ベストな収穫のタイミングを見極めています。
そして、ぶどうの収穫は全て手摘みで行い、つぶれないよう小さなカゴに入れ、すぐにワイナリーまで運ばれます。

こうしたきめ細かな管理ができるのも、自分たちでぶどう栽培から行っている農家ならではです。

以前から環境にやさしいワイン造りを行っていましたが、実は、間もなく彼らの畑はオーガニックの認証も取得する予定とのこと!さらなる品質向上のために、努力を続けています。

そしてノーブルヒルだけではなく、他の生産者たちも、自分たちのワインを飲んだお客様の笑顔を想像して、日々ワイン造りに取り組んでいます。

そんな彼らのワインは、「南アフリカワイナリー応援5本セット」でもお楽しみいただけます。
この機会に彼らのワインをお楽しみいただき、笑顔で彼らを応援しましょう!

ソムリエ 高澤

【プロフィール紹介】
2014年 9月ヴィノスやまざき入社。
2016年 JSA認定ソムリエ取得
ブライダル業界から、自分の好きなワインを仕事にしたい!と転職を決意。 「利他の精神」という企業理念に共感しヴィノスやまざきにアルバイト入社。 西武渋谷店で勤務の後、持ち前の明るさと大きな声、ブライダル業で培ったホスピタリティを活かし、品川店、室町店、有楽町の店長を歴任。 現在は店舗スーパーバイザーとして各店の運営サポートを実施。