【食いしん坊Cookブログ】ワインに合わせるバスク風チーズケーキ編

ワインとお料理の相性を「マリアージュ(フランス語で結婚の意味)」と言いますが、ワインとお料理と一緒に合わせることで、お互いの良さをいっそう引き出し、別々で口にするよりもさらに美味しく楽しめます。
そんな「マリアージュ」をご自宅で気軽にお楽しみいただければと、毎週日曜ワインに合う簡単おつまみレジピ【食いしん坊Cookブログ】をご紹介しています。

さて、ワインに合わせて楽しめるのは、お料理だけではありません。
この秋、ぜひワインと一緒に楽しんでいただきたいのが、スイーツです!

本日のCookブログでは、近年ケーキ屋やカフェでも多く見かけ、専門店まで登場している話題のスイーツ「バスクチーズケーキ」のレシピをご紹介いたします。

インパクト抜群の真っ黒な焦げ目と、とろーり濃厚な生地がたまりません。
ワインによく合うよう、今回はブルーチーズを加えてアレンジしました!

ブルーチーズの風味豊かな、濃厚なバスク風チーズケーキに合わせてお楽しみいただくなら、ぶどうの凝縮感にあふれたまろやかな赤ワインがぴったり。おすすめの赤ワインをご紹介いたします!


第一位 アングロ・イノチェンティ・カベルネ・ソーヴィニヨン

バスクチーズケーキと言えば、実はバスク地方にルーツを持つこのワインを忘れてはいけません!

ぶどう農家だったアングロさんとイノチェンティさんが、アルゼンチンの地に移住してきて、自分たちのワインを造りたいと始めたワイナリーが「アングロ・イノチェンティ」。
実はアングロ家は、もともとバスク地方でぶどう栽培を行う農家だったのです。

美味しいワインがあると聞けば、地球の裏側まで足を運ぶのがヴィノスの買付隊。
アングロ・イノチェンティ」も、現地アルゼンチンまで足を運び、その造りを確かめてきました。

標高1000mを超えるアンデス山脈のふもとに広がる畑では、強い日差しと昼夜の寒暖差によって、ギュッと凝縮されたぶどうが育ちます。もともとぶどう農家だった彼らは、ぶどうの質に定評があり、そのぶどうの85%を大手ワイナリーに卸しているほど。そんな彼らが、自社の特に優れたぶどうから造るのが、こちらの一本なのです。

色合いも濃く、ギュッとつまった果実の旨みが堪能できるこのワインは、バスクチーズケーキの濃厚さとブルーチーズの風味にベストマッチです。


第二位 ドゥエ・アルビエ・キアンティ・クラシコ・リゼルヴァ

今月入荷したばかりの新着ワインですが、早くも店頭で人気を集めているのが、こちらの一本!
熟したベリーの風味に、程よい渋み、スモーキーな樽の香りが、香ばしさもあるバスクチーズケーキの旨みとハーモニーを奏でます。

このワインを手がけるのは、世界TOP100ワイナリーにも選ばれ、ヴィノスやまざきでも近年大ヒットしているウルグアイの「ガルソン」や、大手エアラインにも搭載された実力派南米ワイン「ビニャルバ」など、世界各国の銘醸地を知り尽くし、数々のヒットワインを送り出してきた、アレハンドロ・ブルゲローニ氏です。(ブルゲローニ氏について詳しくはこちらから>>)

イタリア、トスカーナ州を代表する銘酒がキアンティですが、こちらのワインを造る「ドゥエ・アルビエ」は、この地でなんと1000年の歴史をもつ老舗蔵元。ブルゲローニ氏が買い受けてから、近年では有機栽培のぶどうからワイン造りを行っていて、ナチュラルなぶどうの旨みが詰まったワインはますますの注目を集めています。


番外編 バサ・ローレ・チャコリ・ロゼ

バスクチーズケーキには、やっぱりバスク地方のワインを合わせたい・・・
そんな方には、こちらのバスク地方のロゼワインはいかがでしょうか。

食に合わせるワインを求めて、美食の地バスク地方に「チャコリ」という地酒があると聞き、現地を探し回って出会った蔵元が「バサ・ローレ」でした。

チャコリでもっとも古い蔵元の一つで、ぶどう栽培から瓶詰までを自ら行い、なんと注文をもらってから瓶詰めするほどの小規模生産。そのほとんどは地元で消費されてしまい、これまであまり輸出されることはありませんでした。

この「バサ・ローレ・チャコリ・ロゼ」は、イチゴを思わせるフレッシュでフルーティな風味で、キリっとした酸があるため、濃厚なチーズケーキとのバランスが絶妙で、いつまでも食べ進んでしまいそうです・・・


この秋、ぜひスイーツとワインのマリアージュをお楽しみください!

商品部 ソムリエ 梁