新定番となるか・・・!? シャルドネのスパークリングワインの挑戦

暑い日に飲みたくなるのは、やっぱりスパークリングワイン。
シュワっとした泡立ちと、爽快なのど越しがたまりません。

特に、白ぶどうのシャルドネ種を使ったスパークリングワインは、フルーティーな果実味とキリリとした酸味のバランスが良く、上品な味わいで真夏にぴったり。

本日は、そんなシャルドネから造るスパークリングワインの中から、【当店人気No.1シャンパーニュ】と、それに挑む【新登場のシャルドネ・スパークリング】の、それぞれ違った個性を持つ2本をご紹介いたします。

まずご紹介するのは、シャルドネから造られるシャンパーニュ。
スパークリングワインの中でも、フランスのシャンパーニュ地方で造られ、ぶどう品種や熟成方法、熟成期間などの厳しい基準を満たしたものだけが名乗れる「シャンパーニュ」は、豊かな果実味、深いコク、きめ細かな泡立ち・・・どれを取っても特別な存在です。

「一番おすすめのシャンパーニュはどれですか?」
そう聞かれて、ヴィノススタッフの誰もがまず思い浮かべる一本があります。
それが・・・

ジャン・ミラン・トラディション・ブリュット

レモンや青りんご、白桃のようなフレッシュで爽やかな香り。
口に含むとキメの細かい泡と、しっかりとした果実感と、キレのある酸。
余韻には、バニラやビスケットのような香ばしい風味・・・
さすがはシャンパーニュ・・・!と思わせてくれる、エレガントながらふくよかな一本。

それでいて、5000円を超えるものがほとんど、中には数万円するものも多いシャンパーニュの中で、今なら3980円・・・と手頃な価格で楽しめるとあり、名実ともに当店で人気No. 1のシャンパーニュです。

このワインは、「美味しいシャンパーニュは、高いものばかり・・・本当に美味しくてコストパフォーマンス抜群のシャンパーニュを探してきてほしい」というお客様からのリクエストによって誕生したもの。

買付隊がシャンパーニュ地方のあらゆる村を訪ね歩き、辿り着いたのが、シャンパーニュ地方の中でも特級に格付けされる「オジェ村」でした。白ぶどうのシャルドネ種から造るシャンパーニュが有名なこの村で、地元の村人から「美味しいシャンパーニュを探しているなら、あそこなら間違いないよ。」と教えてもらい、出会ったのが「ジャン・ミラン」でした。

さっそく訪れて話を聞くと、もともとはぶどう栽培農家で、なんと150年以上の歴史があるとのこと。
創業当時は、栽培したぶどうは全て卸売してしまい、自分たちでシャンパーニュの生産は行っていませんでした。そして、当時卸売していたお得意様の中には、シャンパーニュ好きならば誰もが知るような有名生産者が名を連ねていたそうです。

そんな彼らが、少量ではありますが、自分達のぶどうを使って現在はシャンパーニュを造っており、その味わいに買付隊全員が納得!そして、価格も有名シャンパーニュの半分以下・・・
こうして直輸入をスタートし、瞬く間に人気蔵元になりました。

そして、彼らにお願いして、日本のお客様のためだけにシャルドネ100%で特別に造っていただいたのが「ジャン・ミラン・トラディション・ブリュット」なのです。

そんな不動の人気を誇る一本に、この夏、挑戦を挑んだ一本が・・・

プンティ・フェレール・シャルドネ・エクストラ・ブリュット」!

ジャン・ミラン・トラディション・ブリュット」と同じく、シャルドネ100%で造られるこちらのスパークリングワイン。8月上旬に新入荷したばかりですが、「1000円台と手頃なのに、美味しい!」と、店頭ではすでにリピートのお客様もいるほどです。

こちらの一本、なんとチリのスパークリングワインです。
え?フランスでもアメリカでもなく・・・チリ!?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、地球の裏側のチリまで訪問し、買い付けてきた蔵元なのです。

このワインを造るのは、大規模なワイナリーが多いチリにおいて、質にこだわったワイン造りを行う蔵元「プンティ・フェレール」。

プンティ家は、スペイン北東部のカタルーニャ地方(州都はバルセロナ)から1953年にチリに移り住み、ぶどう栽培を行ってきました。2009年に、現オーナーであるアントニオさんが小規模なワイナリーを立ち上げ、自社ぶどうから手頃ながら質の高いワインを造っています。

その噂は地球の裏側の日本まで届き、「美味しいワインを見つけるためなら・・・」と飛行機を乗り継ぎ、20時間以上かけ、買付総長自ら現地を訪れて交渉し、輸入をスタート。
その後、そのパッションを引き継ぐ福井も現地を訪問し、そのこだわりと味わいを確かめてきました。

現地を訪れると、アンデス山脈のふもとに広がる標高が高い畑は、まさにシャルドネの栽培に最適な冷涼な気候。豊富な日照量と山からの冷たい風が、完熟した、でも程よい酸ももったぶどうを育んでいました。そして、ほぼ有機栽培の畑の完熟したぶどうだけを使用し、ワイン造りを行っていたのです。

農家から購入したぶどうでワイン造りを行うワイナリーが多いチリでは、実は彼らのように手間暇をかけてぶどう栽培から一貫して手掛ける蔵元は、非常に稀な存在。
「もともとぶどう栽培農家だったからこそ出来ること」なのだと教えてくれました。

そんな彼らが、シャルドネから造るこのスパークリングワインは、シャンパーニュよりもフレッシュな味わいながら、決して軽すぎることはなく、果実味と酸のバランスが良い、ぶどうの旨みにあふれた味わいに仕上がっています。

当店の人気No.1シャンパーニュ「ジャン・ミラン・トラディション・ブリュット」。
そして、フレッシュでフルーティーな「プンティ・フェレール・シャルドネ・エクストラ・ブリュット」。

この2つのぶどう農家が造る2本のシャルドネのスパークリングワインは、ただ今ご用意している「スパークリングワイン6本セット」でも、飲み比べをお楽しみいただけます。

果たして、「プンティ・フェレール・シャルドネ・エクストラ・ブリュット」は、ヴィノスの新定番となるか・・・!?ぜひ皆さまの舌で、ジャッジしていただけたらと思います!

本島