【食いしん坊Cookブログ】栄養満点!パワーサラダとワインのマリアージュ編

連日厳しい暑さが続いていますね。
夏バテで食欲がない・・・なんて声も、店頭でちらほらと伺います。

体調管理には気を付けたい、しっかりとご飯を食べたいけれど、料理を作るのもキッチンが暑くて一苦労・・・そんな時には、火を使わずに簡単にできる、栄養満点のパワーサラダがおすすめです!

パワーサラダは、海外でもトレンドになっている、野菜、フルーツ、タンパク質、ナッツなどのトッピングを組み合わせたサラダ。
一皿でビタミン、ミネラル、タンパク質など必要な栄養素が摂れてしまうなんとも欲張りなサラダで、組み合わせを変えれば毎日飽きずに美味しく楽しめる、そしてズボラ(笑)な私でもパパっとできる簡単なレシピです。
ぜひ、ご自宅でお試しください。

手軽に美味しく仕上げるには、美味しいチーズを使うのがポイント。ヴィノスやまざきでは、ワインだけでなく、チーズもワインにぴったりのこだわりチーズを国内外から仕入れています。
本日のレシピには、フランスとスペインの国境にまたがるバスク地方伝統の羊乳チーズ「オッソ・イラティ」、そして世界3大ブルーチーズの一つでもある洞窟熟成の「ロックフォール」を使いました。

クレソンのほろ苦さがアクセントの、本日のパワーサラダ。
フルーツは、これからが旬のいちじくをチョイス。熟した甘さが、ブルーチーズやハードチーズの塩気やミルクのコクと相性抜群です。

トッピングには、体に良い脂肪のオメガ3脂肪酸や、ポリフェノールなど抗酸化物質を多く含み、「手軽に手に入るスーパーフード」ともいわれるクルミを選びました。

そして、色々合わせてみたところもっとも相性が良かった、ぜひ一緒にお召し上がりいただきたいワインが・・・今月初旬に新入荷し、大ヒットとなっている「トゥルーヴァイン・オーガニック・ソーヴィニヨン・ブラン」です。

レモンやライムなどの柑橘類や、熟した白桃のような華やかな香り、そしてほのかにハーブのような爽やかな香りがグラスの中で広がります。雑味がなくクリーンなのに、完熟ぶどうの旨味がたっぷり。

サラダと合わせてみると、クレソンのほろ苦さといちじくの甘み、チーズの塩気をワインが優しく包み込んで・・・驚くほどぴったり!ワインの後味に感じるキリっとした酸も、この暑い季節にはたまりません。

この「トゥルーヴァイン・オーガニック・ソーヴィニヨン・ブラン」は、全米の中でも有機栽培が特に盛んなカリフォルニア州メンドシーノ地区で、現地の蔵元と一緒に、畑のぶどうを選ぶところから行って造り上げた、当店オリジナルのオーガニック(有機)ワインです。

このワインを一緒に造ってくれたのは、DNAヴィンヤーズという蔵元。
蔵元名の「DNA」とは、Dennis and Andreaの略で、デニスさんとアンドレアさん夫妻を意味します。

メンドシーノ地区に長年暮らし、ぶどう栽培農家を知り尽くしていたデニスさん。
今では、良質なぶどうから美味しいワインが出来る産地として少しずつ知られるようになってきたメンドシーノ地区ですが、ぶどうをナパ・ヴァレーなどの近隣の有名産地に売るほどの優れた産地であるにも関わらず、長年無名の産地でした。
この土地のぶどうから自分たちのワインを造ろうと「CORO(コロ)※」ワイン評議会を立ち上げ、地域の他の生産者の醸造指導も行うなど、メンドシーノのワインをけん引してきたのがデニスさんなのです。

※「CORO(コロ)」は、カリフォルニアの中でも自然農法が盛んな注目産地メンドシーノを象徴するプレミアムワイン。評議会の厳しい基準を満たしたワインだけが「コロ」として販売することを許されています。

実はあまり知られていませんが、ヴィノスやまざきでは25年以上前からメンドシーノのワインを取り扱ってきました。

生産者がワイン造りをやめてしまったために、一度は輸入が途絶えてしまったこともありました。
しかし、「あのメンドシーノのワインはもう入荷しないの?」というお客様の声を受け、もう一度美味しいメンドシーノのワインを届けたい・・・その思いで現地調査する中で、デニスさん夫婦と偶然の再会を果たしました。

そして、彼らのぶどう農家との強いパイプを活かして、オリジナルのワインを造れるようになり、ようやく誕生したのがこの「トゥルーヴァイン」なのです。

ぶどう畑からデニスさん夫婦と共に選び造り上げた「トゥルーヴァイン」は、ぶどうの旨みたっぷりで、初めて試飲した時には「これが有機ワイン・・・!?」と驚いたほど、他の有機ワインとは一味も二味も違います。
ぜひ一度、お手に取ってみてくださいね。

ソムリエ 岩谷

P.S. 本日のブログでご紹介したワインと食材は「食いしん坊Cookブログセット~パワーサラダ編」でもお楽しみいただけます!ぜひご利用ください。