ポルトガルからきた”新”蔵直ワイン

ヴィノスやまざきでは、「シャトー・レゾリュー・赤ラベル」を始め「プティプロ・シャルドネ」、「メリタージュ・ナパヴァレー」など長らくお客様に愛されている定番商品と言われるワインがあります。
 
しかし、そんな定番人気商品に隠れて、今、密かに人気が出ているワインがあります…!
 
アルカス・ヴィーニョヴェルデ


レモンやライムを思わせる瑞々しい柑橘の香りと、青リンゴのような果実感があり、とにかくフレッシュ&フルーティー!
和食などのさっぱりとしたお料理と合わせていただくと、相性抜群です!
 
そしてこちらのワイン、名前を直訳すると「ヴィーニョ=ワイン」「ヴェルデ=緑」となることからわかるように、通称“緑のワイン”として知られる、ポルトガルを代表する種類のワインの1つ。
 
そもそもポルトガルワインって…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
実際、日本国内の流通量も少なく、スーパーやコンビニなど普段のお買い物の店頭で見かけることは多くないかと思います。
 
しかしながら、現在著名なワイン評論家からも素晴らしい評価を受けておりワインの品質は世界でもトップレベルに成長しています。
 
そんなポルトガルから「手頃な価格で美味しいワインを買付けて、お客様にご紹介したい!」と、昨年初めて買付に向かいました。


ポルトガルに到着すると、世界遺産に登録されたドウロ渓谷に沿ってぶどうの段々畑が広がっていました。時には険しい道を抜けていきながら、ワイナリーを訪問していきます。


現地で数件のワイナリーを訪問しましたが、これぞ!というワインに出会えなくて諦めかけていたのですが・・・我々と共にワインを一緒に輸入している酒屋Kさんに紹介いただいた蔵元を最後に訪問しました。
 
やっとの想いでワイナリーに到着。
早速ワインをテイスティングすると…
 
「これだ!美味しい!」
 
長旅の中でやっと出会えた本命のワインに思わず声を出して喜びを表現しました。



キンタ・ダス・アルカスは、ポルトガルにあるヴィーニョ・ヴェルデ地区とアレンテージョ地区に自分達の畑を所有している家族経営の蔵元です。
 
1980年代にぶどう栽培を始め、自分たちで畑管理からワイン造りのサポート、瓶詰めまで一貫して取り組んでいます。


自社ぶどうを使用し、すべてが自然環境に配慮したIPMシステム(化学農薬に頼らないで害虫を駆除し畑を管理する)を導入し、その土地や品種の特徴を活かして造るワインは、果実味がしっかりとした味わい。
 
2012年には、ヴィーニョ・ヴェルデ地区で初めてビオ認定のワインを生産。一部商品はヴィーガン認証も取得するほど、自然にこだわったワイン造りをしています。



また、“インターナショナル・ワイン・アワード”という有名な大会で金賞を受賞し、ワイン試飲会でも高い評価を獲得しています。
 
地元でもトップクラスの品質の高さを誇る生産者として知られており、海外の有名レストランのソムリエがワイナリーを訪問し視察しているなど、世界からも注目されている生産者です。
 
先ほどご紹介した「ヴィーニョ・ヴェルデ」は、生産地区の名前であり、ワインの名前にもなっています。
“緑のワイン”と言われる由来は、生産される地区(ミーニョ地方)がとても自然豊かで“緑の地”と言われていること。またワイン自体も、完全にぶどうが完熟する前(緑がかった状態)に収穫し、フレッシュな酸と瑞々しさを表現しています。
 
また発酵途中のごくわずかな微発泡を有するのも特徴で、爽やかな風味とパチパチの泡がもたらす、すっきりとした味わいはまさに今の時期にぴったりです。
 
実は、「キンタ・ダス・アルカス」には「間違いなく日本のお客様に喜んでいただける!」と自信をもっておすすめするもう一つのワインがあります。


アルカス・アレンテージョ・レゼルバ
 
現地で飲んだ時、「これはあの人気ワインにも勝るかも!?」と日本でのヒットを予感した1本。
まず、グラスに注がれた瞬間の色調の濃さに驚きました。
ぎゅっと凝縮した果実味とバランスの良い味わいは、その場の全員が納得。
フレンチオークで8カ月樽熟成を行い、ブラックベリーなどの黒い果実にカカオやスパイスの風味を感じる濃厚ワインです。
 
どちらも、初回入荷時はすぐに売り切れてしまい、ようやく今月再入荷を果たしました。
自信を持ってお届けできるポルトガルワインとなっておりますので、是非多くのお客様に一度お試しいただければと思います。
 
ポルトガル買付隊 岩谷