「ピノ・ノワール」は奥深い…。

昨日のブログでご紹介致しました、「マホニー・ピノ・ノワール」には、たくさんの反響をいただきましてありがとうございます。(昨日のブログはこちらから>>

そんな「マホニー・ピノ・ノワール」は長い間、私の中でのピノ・ノワールNo.1のワインであり、この味わいとコストパフォーマンスの高さを超えるものはそうはないだろうと思っていました。

しかし、昨年の買付でマホニーに匹敵するピノ・ノワールとの衝撃の出会いがありました。

DNAヴィンヤーズ・ピノ・ノワール2016

ピノ・ノワールらしい赤いフルーツの香りと、マホニーとは少し違ってジューシーとも言えるほどの果実味が押し寄せてきます。
果実の柔らかさの中に、タンニン(渋味)や程よい酸味による、芯の通った骨格も見え、ブルゴーニュワインのような本格的な味わい…。

昨年、カリフォルニアを訪れた際に、長年のパートナーともいうべきメンドシーノ地区のパイオニアであるデニスさんを訪ねました。

メンドシーノ地区は有機栽培の割合がカリフォルニア州の中でとても高く、有機認証を受けている畑も多いエリア。デニスさんはこの地域で40年も自然と共にワイン造りを行い、メンドシーノ産ワインの発展に尽力してきました。

ヴィノスやまざきでも、メンドシーノ産の有機ぶどうを使用した「トゥルーヴァイン」シリーズや、カリフォルニアのジンファンデル種の最高峰「コロ」など数々のワインをデニスさんと一緒に造り上げてきました。

そして「コロ」リリース前の最終確認も兼ねて、すべてのワインを試飲していた時。
「ぜひ、試してみてほしいワインがあるんだ。」とデニスさんが出してきたのが「DNAヴィンヤーズ・ピノ・ノワール」でした。

力強いコクのあるワインがメジャーなメンドシーノエリアでピノ・ノワール?と我々が疑問に思っていると
「実は、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの畑を手に入れたんだ!!」との情報が!

「ソノマ」は、カリフォルニア州の銘醸地、ナパ・ヴァレーの西側に位置する高級ワイン産地で、ピノ・ノワールが有名なエリアです。

そのソノマの中でも「ロシアン・リヴァー・ヴァレー」地区は古くからピノ・ノワールの銘醸地として知られ、ナパ・ヴァレーの有名ワイナリーもこぞって畑を買っているほど。

間違いなくカリフォルニアで最高峰のピノ・ノワールのワインが生まれる産地です。

しかも、その畑は「カリフォルニアの至宝」とも呼ばれているピノ・ノワールを代表するある有名ワインのぶどう畑の隣だというのです!
カリフォルニア随一のぶどうとその品質を活かしたデニスさんの匠の技術…どうりで美味しいはず!

と、納得するとともにその価格はさぞかし高いのだろう…とも思いました。
なんと言っても隣で造られる有名ワインは1万円を超える高級品。

そんな葛藤を抱えながら、デニスさんに恐る恐る価格を聞いてみると…驚きの価格が…!
気になった方はぜひ下部の商品ページからご覧下さい!

夏の暑い日には軽く冷やしてもお楽しみがいただける「ピノ・ノワール」種のワイン。
「マホニー」と「DNAヴィンヤーズ」との飲み比べもおすすめです。

ぜひこの機会に蔵直カリフォルニアピノ・ノワールの神髄をご堪能下さい!

福井