運命の出会いを果たした「幻のカバ」

明日7月7日は七夕。
離ればなれになった織姫と彦星が、一年にたった一日、天の川を渡って会うことができる日です。

このロマンチックな日にぴったりの、ヴィノスやまざきが運命的な出会いを果たした、1本のスパークリングワインがあります。

アウレウム カバ グラン・レセルバ

輝く黄金色に、きめ細かな泡が立ち上り、グラスの中でキラキラと輝く姿は、まるで天の川のよう。
柑橘類やリンゴ、ブリオッシュのような、華やかで複雑な香り。
そして繊細で上品な味わいながら、長い余韻がいつまでも続きます。

入手困難な幻のカバ」として、ヴィノスやまざきのお客様からも「次回到着したら教えてください・・・!」と、密かに入荷待ちをしている方が多いスパークリングワインなのです。

世界に名だたるシャンパーニュを生み出す産地、フランス東部のシャンパーニュ地方では、ボトルの中で泡を発生させ熟成させる「瓶内二次発酵」と呼ばれる製法で、スパークリングワインを造っています。

シャンパーニュは高額なものが多く、どうしても毎日は楽しめない。
何とか、気軽に楽しめて、シャンパーニュのような質の、美味しいスパークリングワインを見つけられないか・・・

そう悩んでいたときに、同じ瓶内二次発酵製法で造られ、しかしながら手頃な価格の「カバ」というスパークリングワインがスペインで造られていることを知り、現地で探し回りました。

しかし、カバの生産は大手メーカーが大部分を占め、小さな生産者のものは価格がどうしても高くなってしまいます・・・

なかなか納得のいくカバが見つからない中、「モンマルサル」という生産者の営業マンが「私たちのカバを、ぜひ飲んでほしい」と、バックパック一つで訪ねてきました。

その情熱に押され、試しに飲んでみると、驚きの美味しさ!そして安い・・・!

「これなら日本のお客様にも満足いただけるかもしれない」と期待に胸をふくらませながら、さっそく蔵元を訪ねてみると、カバを熟成しているカーヴにはクラシック音楽がかかっていました。

元音楽家であるオーナーのサンチョさんが、「ワインの熟成も、人と同じように、良い音楽を聞かせて熟成させたい」と音楽を流しているそうなのです。

こうして出会ったモンマルサルという蔵元は、小規模ながら、ほとんどを自社のぶどうから造るというこだわりよう。
近年では、スパークリングワインの生産者では非常に稀な、有機栽培にも取り組んでいます。

彼らの造るカバ「パラウ」や「エクストレマリウム」は、今では当店のスパークリングワイン部門で常にTOP3に入るまでになりました。

初訪問の際、買付隊の心を震わせた出来事があります。

はるばる蔵元を訪れた買付隊のために、感謝の気持ちを込めて、1本のスパークリングワインを特別に振る舞ってくれました。

このワインを口にした時、数々のシャンパーニュを試飲してきた買付隊が、
「これは、シャンパーニュに匹敵する美味しさ・・・」
と驚き、彼らとの出会いに運命を感じたそうです。

実はこのワインこそが・・・
蔵元のトップワインである「アウレウム」だったのです!

通常、複数の年に収穫したぶどうをブレンドすることが多いスパークリングワインですが、このアウレウムは、出来がよかった単一年のぶどうのみを使用しています。

そしてシャンパーニュ顔負けの42カ月以上もの長期熟成を行い、生産量は年間4000本という極めて少量生産。
毎年造っているわけではないため、一部の大切な顧客にしか提供していません。

自社畑の中でも、とりわけ優れた区画のぶどうを使用。
スペインの地場品種に加えて、シャンパーニュにも使われるシャルドネ種とピノ・ノワール種も使用しています。
シャルドネは樽熟成を行うことで、味わいにより深いコクと奥深さをもたらしています。

こうして、手間暇かけて生まれた「アウレウム」。
ただ今、店頭に入荷しておりますが、今回はわずか240本のみのご用意となりました。

特別な日に、ぜひ大切な方と一緒にお楽しみください。

本島