新しい仲間とともに切る新しいスタート

本日、ヴィノスやまざき東京オフィスにて2020年度新入社員入社式を行いました。

本来であれば、2020年4月1日に行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により、遅れながら本日無事に6名の新入社員、そして中途入社の4名、計10名の新しい仲間を迎えることができました。
 
去年の今頃就職活動をしていた当時は、よもやこんな状況になるとは誰も予想していなかったと思います。
 
入社を迎えた4月。
直後に緊急事態宣言が発令され、半分以上の店舗が休業を余儀なくされました。
その結果、本来配属予定だった部署に着任ができず臨時の職務にあたってもらうこともありました。
 
右も左もわからない中で、不安もひと際強く感じたことと思います。
 
しかし、そんな中でも誰1人欠けることなくこうして全員が集まれたことを本当に嬉しく想い、そしてこの3ヵ月でたくましくなったみんなの姿に感動すら覚えました。

そんな新入社員に、本日1本のワインを記念品として贈呈しました。
 
それがこちらの「コロ by Vinos & DNA 2016」
コロ(CORO)とは、ジンファンデル種を主体にプレミアムワインを造るために、カリフォルニア「メンドシーノ」の地を代表する敏腕醸造家たちのコラボレーションによって2000年に誕生しました。
 
有機栽培の地として知られるメンドシーノですが、コロ(CORO)として認められるためには、厳しい基準と品評会の審査を通過しなければなりません。
セパージュ(品種の配合比率)だけではなく、最低熟成期間や、樽の使用方法など・・・。細かく厳しい基準が多く設けられております。
 
さらに、コロ委員会の複数人によるテイスティングにより、コロとして名乗れるレベルである事が認められて、初めてコロ(CORO)と名付けることが出来る、カリフォルニアのジンファンデル種の最高峰ブランドなのです。
 
今から約20年前に、このワインを手掛けるDNAヴィンヤードのオーナーのデニス氏と、買付隊長である種本が「いつかヴィノスやまざきのコロ(CORO)を作りたい」と話していました。

当時は夢のような話だと感じていたと思いますが、長年の時を経て昨年なんとこの1本が完成したのです。
種本自身、そしてヴィノスやまざきはその20年の間に様々な困難に見舞われながらも今日までやってくることができました。
 
それは、常に「お客様に喜んでいただくために何ができるか」を考え、経営理念である「Work for Others(利他の精神)」のもとに様々なことにチャレンジしてきたからだと、本日新入社員の前でもメッセージとして語りました。
コロはそんな取り組みの1つ。
日本のお客様のために本当に美味しいメンドシーノ最高峰を届けるために造られた1本であり、再び造られることはないかもしれない貴重なワインです。
 
そんなワインには、1人1人の名前を刻み、種本自らの手で想いを込めて新入社員へと手渡されました。
私自身、様々な取り組みの中で多くのお客様と築いた絆によって当店が支えられていることを、この3ヵ月間本当に強く実感しました。
 
新入社員の中には、そんなお客様に支えられた日々を振り返り、決意表明を述べながら思わず涙を流す者もおりました。
 
改めてこれまでヴィノスやまざきを支えて下さった皆様、本当にありがとうございます。
 
緊急事態宣言も明け、少しずつ日常が戻って参りました。
しかし、まだまだ油断はできず、これまでとは違う新しい生活スタイルが求められています。
 
我々も同様に新しい時代に向けてスタートを切っていかなければなりません。
 
今後はそんな逆境の時代にこそイノベーションを起こすべく、ヴィノスやまざきに入社した10名の新しい仲間とともに、「Work for Others」の精神を忘れることなくお客様のために蔵直ワインを通して様々なご提案をさせていただきます。

【ヴィノスやまざき2020年度新入社員】
池田 真名
押山 大輝
熊谷 南望
櫻澤 稔央未
杉本 慎太郎
宮下 真由香
海野 友伽
菊地 広恵
篠原 里見
住友 真智
 
新しい仲間と共に、これからもヴィノスやまざきをよろしくお願いいたします!
 
店舗グループ 高澤