小さな農家の、大いなる情熱が詰まったスパークリングワイン

店頭やお電話で、「最近少しずつ、しばらく会っていなかった家族や友人と会う機会が増えたので、乾杯はやっぱりスパークリングワインが飲みたい!」という声を耳にするようになりました。

店頭で人気の、でも通年は店頭に並ばない希少なスパークリングワインが、ひさびさに入荷いたしました。
現地の生産者から、メッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

ご紹介したのは、こちらのスパークリングワインです。

シャトー・レ・グラーヴ・クレマン・ド・ボルドー

蔵直(R)ワインの蔵元を訪ねると、
「あの人気ワインは、こんなに小さな蔵元が造っているの!?」
と驚くことがあります。

シャトー・レ・グラーヴ」は、まさにお付き合いしている中でも、最も…と言えるほど小さな蔵元。

フランス・ボルドー地区は、荘厳な「シャトー(フランス語でお城の意味)」が街道の両脇に立ち並ぶ、世界的に有名なワイン産地。その中で、ひっそりと構えるこの蔵元の看板は、「本当にここでワインを造っているの…?」と思ってしまうほどです。

しかしながら、造っているワインは、現地の有名雑誌でも高評価を獲得するほど質の高さに定評があり、ヴィノスやまざきでも20年以上愛され続けるロングセラーです。

家族で営む「シャトー・レ・グラーヴ」は、当代のジュリアン・ポヴィフさんで3代目。
代々受け継いできた18haの畑で、地道に真摯に、ぶどう栽培とワイン造りに向き合っています。

実際に彼らのぶどう畑に足を運ぶと、その小規模さに驚いてしまいます。

ぶどう畑は緩やかな斜面に広がっているため、非常に風通しがよく、ぶどうを病気や害虫から守ってくれます。そのため、農薬の使用を最小限に抑え、自然に配慮したサステイナブル農法でぶどうを栽培しています。

昨年には、フランスの農林水産省が定めた保全農法の認証「HVE(Haute Valeur Environnementale=環境価値重視農業)」の最高ランクを取得。
2019年産のワインから、認証のマークも記載できるようになりました。

3代目のジュリアンさんにこだわりを伺ったところ、
「醸造技術もさることながら、一番大切なことは、ぶどうに愛情を注いであげることなんだ。」
と、畑仕事に対する情熱が伝わってきました。

収穫もすべて手摘みで行い、厳しくぶどうを選別する姿勢は、職人さながら。
彼らのワインは、まさに「ぶどう農家の、手造りのワイン」なのです。

そんなジュリアンさんが造るスパークリングワインが「シャトー・レ・グラーヴ・クレマン・ド・ボルドー」。

柔らかい泡立ちに、柑橘類やフローラルな香り、心地よい酸が感じられるふくよかな味わいが、この時期たまらなく美味しい一本です。

いつもご利用いただいているお客様の中には、シャトー・レ・グラーヴといえば赤ワインと白ワインのイメージが強く、「え!?レ・グラーヴのスパークリングワイン?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

このスパークリングワインは生産量がとても少なく、一年を通して店頭には並ばないのです…。

3年前に現地で試飲した際、「ぜひ分けていただきたい!」と交渉しましたが、「地元の顧客から注文をもらっている分しか造ってないので、すぐには難しい」と、一度は断られてしまいました。
そこで「日本のお客様のために造ってほしい」とお願いし、1年かけようやく入荷を果たした商品です。

昨年から少しずつ輸入できるようになりましたが、それでも年間で分けていただける量は2000本前後のみ…。
これが、店頭に並んでもすぐ売り切れてしまう理由です。

そんな希少なスパークリングワインが入ったセットを、ご用意しております。

プレステージ・スパークリングワイン6本セット

これからの季節に飲む機会が増えるスパークリングワインを、ストックしておくのにぴったりのセットです。

20年以上愛され続ける蔵元の、想いと情熱が詰まったスパークリングワイン。
ぜひ一度、お試しください。

鶴見