念願の・・・全店舗営業再開です!


こんにちは、新宿店店長の木村です。
本日、約二か月ぶりに、ルミネ北千住店・ルミネ新宿店が営業再開となりました。
おかげさまで、久々にヴィノスやまざきの全店舗揃って営業することができるようになりました。

▲ルミネ北千住店

▲ルミネ新宿店

休業中も温かい励ましの声をいただき、たくさんのお客様に支えられていることを、心より実感致しました。本当に、ありがとうございます。

休業期間中、お客様より非常に嬉しい、こんなお言葉をいただきました。
「以前木村さんにおすすめしていただいた白ワインが美味しくて、再開を待ちきれず、ネットで購入しました!」

そんなお声をいただいた白ワインは、こちらです。

パスカル・ボンノム ヴィレクレッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2018

このワインは、私自身が昨年夏に買付に訪れた、思い出深い1本です。


フランス屈指の銘醸地であるブルゴーニュ地方は、小規模な生産者が多いことで有名ですが、こちらの蔵元もその一つ。
ブルゴーニュ地方の中でも「ヴィレクレッセ」という小さな地区で、ほとんどご主人と奥様の2人だけでワイン造りを行っています。

現オーナー、パスカル・ボンノムさんの父は、この地区の発展を支えた立役者として有名なアンドレ・ボンノムという生産者です。

1998年に、この地区が特に良いワインを造ることが認められ、独立した地区名「ヴィレクレッセ」を名乗ることが出来るようになったのは、彼の父、アンドレさんの功績も大きかったそうです。

そんな職人気質の蔵元は、どんなに厳しいのだろう、と内心ドキドキしながら訪れたのですが…
「いらっしゃい!遠くからよく来たね!」と笑顔で出迎えてくれました。

現地に到着してまず驚いたのは、その畑です。

ぶどうの樹が健康で青々としているのはもちろんですが、このヴィレクレッセ地区で一番標高が高いところにある畑は、急な場所だと立っているのが怖いほどの斜面でした。
日照量と水はけが良く、ぶどう栽培に最適であることがうかがえます。

また、この地区のぶどうは90%以上が機械で収穫されているのに対し、パスカルさんは全て手摘みで収穫し、徹底してぶどうのチェックを行い、傷んでいるぶどうや未熟なぶどうは使用しないそうです。


そんな彼が造るワインの中で、私が一番感動したのは、樹齢約60年の古い樹のぶどうだけを使用した、「パスカル・ボンノム ヴィレクレッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ」です。
※「ヴィエイユ・ヴィーニュ」とは、ぶどうの樹齢が高いことを示します。

今まで飲んだブルゴーニュワインの中でも、果実味のボリューム感と、キレのあるミネラル感、そして芳醇な香りがとても印象的で、上品なワインでした。

これは、ぶどうの樹齢が高いことにより、樹の根が地中深くまで入り込み、様々な地層からの栄養素を取り込むことができるので、複雑味と凝縮感を感じるワインができるのです。

そしてさらに、このワインは一部樽熟成を行うことで、酸味の角が取れ、まろやかで奥深い味わいに仕上げています。

パスカルさんが造るワインは生産量が非常に少ないため、店頭でも一年を通してご紹介できないことが多く、先ほどのお客様も「今ちょうど入荷していたから、12本買いだめしました!」と仰ってくださいました。

営業は再開しましたが、安全への配慮から、まだまだご来店が難しいお客様も多くいらっしゃるかと思います。
オンラインショップはもちろん、GOYOKIKIサービスも今月末まで延長いたしますので、引き続きお電話・メール・LINEでもお問い合わせを承っております。ぜひご利用くださいませ!
心よりお待ちしております。

新宿ルミネ店 店長 木村