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- 「神の雫」コラムニストDCRサイトウ氏が大絶賛!!
当店自慢の蔵直ワイン ジオリスワイナリー
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あの大人気連載ワイン漫画「神の雫」(週刊モーニング)のコラムニストで「世界中のワインを飲み尽くす達人」であるDRCサイトウさんが、「まるでペトリュス!?」とその感動を書き綴ったコラム。以下はその抜粋です。
神の雫コラム
神の雫 続 今夜使えるワイン談義 D.R.C.サイトウのコレなら飲めるっ!
第21回 掲載抜粋
ボルドー右岸ポムロールの最高級に匹敵する、加州のメルロー。
新世界におけるメルロー種は、シャルドネ種やカベルネ・ソーヴィニヨン種に比べれば、一流品種とは言い難い。偉く高い値段で売れるわけでもないので、誰も同じほどには気合を入れて造る事がない。
それはボルドーで世界最高峰のメルロー種のワイン「シャトー・ペトリュス」を手掛けるJ・P・ムエックス社が、カリフォルニアに所有するドミナス・ワイナリーでは、カベルネ・ソーヴィニヨン種を主体にしたワインを造っていることに言い尽くされる。 筆者もこれまで納得できるメルロー種のカリフォルニア・ワインに巡りあったことがなかったわけだが、探せばやっぱり世界級のメルロー種はあった。それが今回紹介するジオリス・ワイナリーの「エステート・メルロー」である。
筆者がジオリスを訪ねた際、あまりの辺鄙さに途中で挫折しそうになった。サンフランシスコの南約200kmにあるモントレーから山道を車で2時間も辿る。米国のワイン誌の連中も滅多に来ないので、今まで世間に知られることもなかった。
この山間の小さな土地(6.5ha)をベルギー人の画家ウォルター・ジオリスが切り拓き、1982年にボルドーで一般的な品種を植えた。その際、メルロー種は先述のペトリュスから分けてもらった株を一部区画(0.6ha)に用いた。
彼は1970年以降のワインが評論家に媚びて、濃さを求めるようになったと嘆く。「力強さを求めるあまり、テロワールやユニークさを表現できない。消費者もそれに慣らされている」これを以前のように、個性を尊重できる世界に戻したいと語る。
確かに、そのワインは濃密であるにも拘らず、肌理細かくなめらかで、エレガントな仕上がり。それには新世界にありがちな攻撃性、アルコールの高さや濃さによるインパクトで迫ってくるところがない。
筆者はペトリュス株を仕込んだ樽(わずか8樽しかない)からサンプルワインを飲ませてもらった瞬間、いま自分がいるのは、幾度も訪れたことのある「シャトー・ペトリュス」のセラーだ……と錯覚を起こしてしまった。
彼がワインを造ろうと思い立ったのは、「画家として自然の脆さや儚さを充分に見てきたから。ワイン・ビジネスをするつもりはない」。だからこそ、商業的でないメルロー種で、ボルドーの最高峰にも劣らないものを手掛けてみたいのである。
そのような思いに敬意と共感を覚えてか、ワイン好きで知られるハリウッド・スターのジャック・ニコルソンやトム・クルーズからワインの注文がある。ジオリスもすごいが、彼らの眼力もなかなかのものである。
[エステート・メルロー2004年]の評価指標
コストパフォーマンス度/9/ポムロール最高級に匹敵する出来映えがポムロールの最低価格で買える。
飲みやすさ度/8/上質なメルロー種にある落ち着きとおだやかさが感じられる。
飲みごろ度/9/充実した果実味に加えて豊富なタンニンからして20年以上は楽しめる。
将来の価格上昇度/8/そのまま米国のメディアに持ち上げられたら4~5倍に推移する内容。
渋み/8 香り/9 複雑さ/9 硬さ/8 酸味/7
※10点満点 D.R.C.サイトウの一口メモ
伝統的スタイルのポムロール村のワインのような雰囲気がある。つややかな深いルビーで、 赤系小果実や土臭さ、干しイチジクのあふれるほどの風味。なめらかでキメ細かく、密度 がありながらもやわらかな仕上がりとなる。心地よい酸味と豊富なタンニンが締まりを与 え、さらに余韻に旨味が強く表れる。「クロ・デュ・ムートン」になると、あまりにも長く 深い風味に溜め息が漏れてしまうほど。
(講談社 週刊モーニング 平成19年7月 26日号 掲載)
アメリカ/カリフォルニア ジオリス・ワイナリー
【エステート・メルロー】2004年(赤・750ml)参考価格 約6,000円
【DRCサイトウ氏 プロフィール】
ワイン・スクールで数千人の「ソムリエ」の受験指導を行い、また、世界の銘酒を飲み尽 くすワインの達人。ちなみにD.R.C.は有名ワイナリーの略語ではなく、「休業中の敬愛すべき軟派野郎(Dragueur Respecte Chome)」のこと(笑)。
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