ヴィノスダイアリー

出会いは、5大シャトーのスタッフから!

当店で「ユニメ」の愛称で、お客様に長らく愛飲頂いているワインがあります。


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「ユニメ」 = 「ユニ・メドック」はフランスのボルドーの中でも有名なワイン産地のメドック地区にあるコーポラティヴです。

コーポラティヴとは、日本的に言うと「農業協同組合」。


一般的にコーポラティヴのワインは、安くてそれほど品質は良くない・・イメージがあるのに、何故、 「ユニ・メドック」のワインをこんなにも長く輸入しているのか・・・


それは、1995年のことです。


美味しいボルドーワインを探すために、ボルドーでも一番有名な産地メドックを訪問しました。


メドックにはシャトー・マルゴーや、シャトー・ラトュール、シャトー・ムートン・ロートシルト等、世界的ブランドの高級シャトーがあります。


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勉強のためにと、そういった格付けシャトーを何件もまわり、その美味しさを楽しむと同時に、その価格の高さに「美味しいけど毎日は飲めないな・・」と、思いました。


そこで、案内してくれていた5大シャトーのスタッフに

「貴方たちは毎日、どんなワイン飲んでいるの?」と聞いてみると・・・。


そこで教えてもらったのが、農協でもメドックの一番北にあるバーメドックの農協「ユニ・メドック」でした。


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バッシェさんというボルドー大学を卒業した醸造家が造るワインが、近所の高級シャトーの従業員まで買いにいくほどの人気でした。


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バッシェさんは、有名シャトーに負けないワインを農協で造るんだ。と、目を輝かせていました。


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協同組合ですから、その地域のぶどう生産者が集まってワインを造っているのですが、通常は、それぞれが自分のやり方でぶどうを栽培し、それを醸造所に持ち込み、ワインにして販売をします。


よって、ぶどうは量で計られ、質は二の次なのが普通です。


しかし、バッシェさんは、ぶどう農家にぶどうの育て方から指導し、ぶどう栽培に徹底させることで、質を追求していきました。


すると、全体のぶどうの質が上がるだけでなく、多くの区画から様々なその土地の個性をもったぶどうが集まるようになりました。


もちろん年によって、場所によってぶどうの質は違ってきますが、200軒ものぶどう農家を抱える「ユニ・メドック」は、安定した質のぶどうが調達出来る蔵元として存在感を増していきました。

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そして、それを支えるのは、バッシェさんが率いる醸造チームです。

彼らは、ぶどう栽培の指導から、収穫、そして収穫後の醸造まで一貫して見続けることで、自信を持っておすすめ出来るワインを提供してくれます。


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ワインを生み出すものは「天・地・人」とも言われますが、彼らはぶどう栽培農家1軒1軒と繋がりを持つことで、素晴らしいワインを生み出しています。


ボルドーの格付けワインの1/10以下の価格。

そして、安定した品質なので、ボルドーワイン特有の良い年は高い・・・ということもないのです。


あれから24年、バッシェ青年は、立派な匠の醸造家になりました。


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その 「ユニ・メドック」からとっておきの1本が届きました。


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「クレマン・サンジャン・リザーヴ 2013」


バレンタインに合わせて、彼らから特別なワインを譲り受けました。

カベルネ・ソーヴィニョン100%という、ボルドーでも珍しいモノ・セパージュ(単一品種)のワインです。


カベルネ・ソーヴィニョンだけだと、強すぎたり、渋すぎたりするので、通常はメルロや他の品種をブレンドするのですが、選び抜かれたカベルネ・ソーヴィニョンを使っているので、力強さもありながら、エレガントさも備えており、7年の時を経て、滑らかな口当たりにもなっています。

 

ぶどう農家と醸造チームが一つとなって造りだしたユニ・メドックの最高キュヴェを、皆様にご紹介出来ることはヴィノスやまざきの誇りであり、「人のつながり」を感じられる幸福な1本だなぁ、と感じながら、今週末飲んでみたいと思います。


買付隊長 種本祐子


PS:「ユニ・メドック」のマリー・ドミニクさんが蔵の祭典2020に駆けつけてくれます!


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たくさんのお申込みありがとうございます。

ただいま、静岡会場と京都会場はキャンセル待ちでの受付となります。

その他の会場も間もなく、満席となりますのでご参加ご検討の方はお見逃しなく!