ヴィノスダイアリー

生産者の顔が思い浮かぶワイン

今まで多くの生産者に来日していただきました。

そして、その度に感じることがあります。

「造り手の個性はワインに表れる」

 

蔵元を訪問した時にも同じことを感じます。

醸造所やセラーがとてつもなくピカピカな生産者のワインは

驚くほどクリアーでエレガント。

そして穏やかな口調の生産者は、なめらかな味わいのワインに。

 

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ワインは天・地・人が造ると言われます。

地形や天候がその品質にかかわるのはもちろんのこと、

やはり人の影響も大きいとおもうのです。

その証拠に、例えば人気ワイナリーのすぐ隣にあるのに、

同じキャラクターのワインは出来ません。

 

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今回ご紹介するのは、造り手の人柄がそのまま出たワインだと思います。

シャトー・レ・グラーヴ 赤」「シャトー・レ・グラーヴ 白

場所はフランスでも銘醸2大産地である、ボルドー。

しかし、そのボルドーの中では割と地味な産地の「ブライ・コート・ド・ボルドー」

それもこのワインの控えめな奥深い味わいに関係しているのかもしれません。

 

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造っているのは親子の2人が中心。ほとんど家族だけで作業をし、

丁寧な造りで安定した品質のワインを毎年提供してくれています。

今年の3月に来日してパーティ会場やお店のイベントで、

ワインを説明してくれた時には、静かな語り口ながら、

ワインに対する愛情が溢れるコメントをくれました。

 

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白ワインは品種の特徴が素直に出ていて、酸味がフレッシュですが、

果実味もあってバランスの良い1本。

赤ワインはやわらかい口当たりですが、果実味と渋みが程よくあり、

特に2015年の良年であるために余韻もあって、

毎日でも飲みたいワインです。

そしてこれらのワインを飲むたびに、彼らの顔が浮かぶのです。

 

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ショップの商品の前にはワインの情報とともに生産者の顔写真があります。

皆さんも生産者を思い浮かべながらワインを楽しんでみては

いかがでしょうか?そうするときっとワインがいつも以上に美味しく

感じられると思いますよ。

 

寺田