ヴィノスやまざきバイヤーズブログ

新世代ファーマーズワイン

ヴィノスやまざきで取り扱っているワインを造ってくれている多くの蔵元は、

ぶどう造りからワイン造りまで一貫して行っている、いわば「ぶどう農家」さんのワインです。

201711093.jpg 201711094.jpg
当たり前のように感じる方もいらっしゃるかと思いますが、

実はワインの世界には、ぶどうは農家から買ってきて、ワインだけを醸造している蔵元もたくさんおります。

農産物であるぶどうは毎年生産量や品質が安定しないため、農家さんと契約していることで生産量や品質に対してリスクを回避できるというのが一つの理由でもあります。

今店頭でご予約を承っているボジョレー・ヌーヴォーもヴィノスやまざきで取り扱っているワインは、全てぶどう農家さんが造る「ドメーヌ」とラベルに記載してあるヌーヴォーです。

今日は、ボジョレー・ヌーヴォーではないですが、ある若手農家が造るワインを紹介いたします。



「キアンティ」はイタリアワインの中でも最も生産量が多いワインで、飲んだことがないという方も、一度は名前を聞いたことがあるワインではないでしょうか?
まろやかで飲みやすい味わいが食事との相性もよく、日本だけでなく世界中で大人気のキアンティですが、
多くの生産者が、ぶどうを農家さんから購入し、低価格のキアンティを生産しています。

実は、このキアンティを造るトスカーナ地方では若者がワインを飲まなくなってきているそうです。

海外のワインに負けない力強いキアンティを造るために高級な樽で熟成させたキアンティは値段が高騰し、
低価格のキアンティは果実味がなく、酸っぱくて飲みにくく、

若い人たちはビールやカクテルをホームパーティで楽しんでいることが多いそうです。

「同世代の人々のワイン離れを止め、地元の素晴らしいワインを楽しむようになってもらいたい」とおじいさんから続く畑を引き継いでワイン造りを始めたのが、
オーナーのフェデリコさん。34歳です。
201711091.jpg
20代の頃からワイン造りの勉強しながら、自分がオーナーになった際に、
自分の考えに賛同してくれる地元の同世代の人々をワイナリーのスタッフとして雇用し、現在ワイナリーで働いているのは30代以下のスタッフだけです。

彼らの畑のある「アレッツォ」という町はトスカーナの東に位置する小さな町です。【映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の撮影の舞台にもなっています】
中世の建物が多く残り、学生も多く住んでいる町で、地元の若者や学生が中心になって働いています。
201711092.jpg
30ヘクタールの畑と野菜や果物、オリーブを全て自分たちで畑から育てており、
畑は保全農法という農薬をほとんど使わない自然な造りをしています。数年後にはビオディナミに切り替えられるように、現在準備をしています。

かつては樽の香りのついたモダンなワインを造っていましたが、今では畑でのぶどう栽培は最新の技術や農法を取り入れながらも、ワイン造りではキアンティの伝統を守ったワイン造りをし、
昔ながらのまろやかな味わいのワインを造っています。
201711096.jpg
「僕はワイナリーではなく、農家なんだ。ぶどう農家をやりながら若者が興味をもって飲んでもらえるようにモダンな製法を取り入れながらも、歴史と伝統のあるキアンティだからこそ守るべきものを残したバランスのとれたワインを目指している」
とフェデリコさんは語ります。

このワインを飲んでみると、30代の若い世代が造っているとは思えない落ち着いたクラシックなスタイルのワインです。
樽の香りもなく、一口飲んだだけだと、少し物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、食事に合わせながらゆっくり飲んでいると、気づいたらいつもより飲んでしまっているような、なめらかで飲み飽きしないワインです。

今年のボジョレー・ヌーヴォー解禁まであとわずかとなりましたが、ぜひこのファーマーズ・キアンティも楽しんでみてください。

片山

ヴィノスやまざき
各店の情報は
facebookもチェック!

ヴィノスやまざき Vinos Yamazaki

 

月別アーカイブ

最近の投稿

スタッフブログ一覧

蔵直ワイン ヴィノスやまざき
蔵直ワイン オンラインショップ

RSSフィード