

| オーストラリアワインは、温暖な気候を反映した果実味の豊かさが高い評価を得ており、年々生産量が増えています。近年、最新技術の導入などにより、世界的にも評価が高いワインが造られています。
今から5年前、「日本ではまだ無名の産地だが西オーストラリアでは高品質なワインが造られており、ぜひヴィノスやまざきに輸入して欲しい」という西オーストラリア州政府からの熱い要望がありました。早速サンプルを取り寄せ、買付隊全員で試飲したところ、「美味しい!!でも、これがオーストラリアワイン!?」これこそ、まさしく「目から鱗が落ちた!!」の表現がピッタリの素晴らしいワインだったのです。すぐに現地に飛び、事前に試飲した素晴らしいワインを造る蔵元を一軒一軒回りました。オーストラリアワインの取り組みはここからスタート。 | ![]() 買い付けの様子 |

| オーストラリアワインの買い付けから5年後の2010年。JAPAN WINE CHALLENGE(アジア最大のワインコンペティション)で当社が扱うオーストラリアワインの生産者ウエストエンドのワインが、The Best of AusutraliaとThe Best Sweet Wineの2つの賞をダブル受賞しました。家族経営でやっている小さなワイナリーが、このように栄誉ある賞を受賞したことに大変感動を覚えると共に、改めてオーストラリアワインの品質の高さが示されました。 | ![]() |
左:スペリエ氏 中:高円宮妃殿 右:買付隊長種本 |
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ハップスのワイナリー入口 |
左:マークさん 中央:ブライアンさん 右:アールさん |
| 90年代にアール・ハップスさんが2年以上の調査で見つけた「スリーヒルズ」という土地でリリースしてから、わずか3年で「スリーヒルズ・シラーズ99年」が、世界的に有名なワイン評論家「ロバート・パーカー」氏によってパーカーポイント95点を獲得しました。 | ![]() |
パーカーポイント95点 |
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ハップスの畑 |
ハップスの熟成樽 |
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パーカーポイント95点など、ハップスの快挙は地元でも高く評価されています。地元のリカーショップではマーガレッドリヴァーの名前を世界に知らしめたルーウィン・エステートのアートシリーズシャルドネ(A$95)の横にはハップスのワインが並んでいます!! |
ルーウィンに並んでハップスのワインが! |
セールスリーダーでもあるブライアンさんはこのように語ってくれました。 「高くて美味しくて有名になるのは簡単かも知れない。でも、ハップスのワインを最高品質の美味しさで毎日の食卓に楽しんでもらいたい。そして、そのワインについて語り合いながら楽しめる最高品質のワインを目指しているんだ。」 |
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セールスリーダーのブライアンさん |

世界レベルの品質を持ちながら、コストパフォーマンスを忘れないハップスの信念に調査隊一同は感動しました!!
©2010Goole画像TerrMetrics,地図データ |
©2010Goole画像TerrMetrics,地図データ |
ピーターさんは「プライド・パッション・パーパス」の3つを蔵元のコンセプトを掲げました。ピーターさんの熱意と、蔵元のコンセプトに共感した醸造家の「ケビン・マッケイ」さんが加わり、一丸となって最高品質の「プレミアムワイン」を造り始めました。 実は、ケビンさんの父「ビル・マッケイ」さんはこの土地を知り尽くしたエキスパートでもあり、ホートン設立のジャックマン家からの技術を受け継いだ醸造家でもあります。その息子であるケビンさんは父から受け継いだ優れた醸造技術を用いこの土地で最高のワインを造ろうと努力する今注目の若手醸造家なのです。 |
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ピーター・ウッドさん |
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ウッドサイド・ヴァレーはオーストラリア特有の強い日照量を避けるため、あえて北側の斜面に葡萄畑を造っています。ボルドーを意識した、エレガントなワインを造るためにも水はけが良く、丘陵地にそびえるこの蔵は一切機械を使った収穫はせず全て手積みによる収穫を行い、収穫量は1ha当たり36hl/haと5大シャトー顔負けの低収穫量を実践しています。 |
北側に位置する畑 |
| また、ディヴァイナーと呼ばれる占い師の助言によって掘り当てられた泉は、天然の湧き水となっています。泉の周りに見える白い部分は、石灰質の土壌で泉を通してぶどうに豊富なミネラルを与えているのです。 | ![]() |
希少な天然の泉 |
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熟成にはフレンチオークの新樽を100%を使用しています。新樽は一度使用した樽と比べて数倍もの値段がするため大変なコストになります。さらに、同じ樽を3年以上使わないなど細部にまでこだわりが見られます。年間生産量もなんと1500ケースしか存在しないボルドー顔負けの1本を造り出しています。 |
ウッドサイドの熟成樽 |
| また、2003年にはインターナショナルワインコンペティションにおいてシルバーメダルを獲得し、翌年2004年にはゴールドメダル、さらに翌年2005年にはそのゴールドメダルの上をいく「Warren Winiarsky Trophy」を受賞。歴史上西オーストラリア最高の評価を獲得しました。 | ![]() |
Warren Winiarsky Trophy |
ピーターさん曰く
「ワインの為だけに費用を掛け、全てはお客様の為に最高の品質を提供したい」 と話しています。そのため、セラードアやティスティングルームなどの施設には一切投資を行わず、醸造設備と技術のみ投資を行う様にはまさに脱帽です!
©2010Goole画像TerrMetrics,地図データ |
©2010Goole画像TerrMetrics,地図データ |
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ウエスタンレンジ外観 |
オーナーのマリリン&ワインメーカーのイスラエル |
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ウエスタンレンジはヴィオニエ種の先駆者として大変有名です。マリリンさんは1986年に世界でたった30ヘクタールしか残っていないヴィオニエ種に危機を感じていました。その為世界最高のヴィオニエの生産地、シャトーグリエから苗木をゆずってもらい西オーストラリアで初めてヴィオニエ種の栽培を始めました。そのころアメリカや、オーストラリア各地でヴィオニエの栽培が試みられましたがどこも上手く育ちませんでした。そんな中、5年の歳月をかけて唯一成功したのがウエスタンレンジだったのです。そして今ではマリリンさんはヴィオニエの先駆者として各地でセミナーを開いています。 |
ヴィオニエの樹 |
| ワインメーカーのイスラエルさんは世界各地でワインの醸造をしてきました。ポルトガル出身の彼はポルトガル有名ワイナリーやソノマのドライクリークやオーストラリアで最大規模のジェイコブスクリークでも経験を積みました。世界中のワイナリーの醸造経験を生かしウエスタンレンジのワインの品質をぐんぐん上げています。 | ![]() |
ワインメーカーのイスラエルさん |
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ウエスタンレンジは、認定をもらうのに10年はかかるといわれている南半球最大のオーガニック認証団体NASAA(National Association for Sustainable Agriculture Australia)の有機栽培の認証も取得しています。認定されているオーガニック・シラーズの畑では靴にカバーをかけ異物が紛れ込まないようにするなど、非常に厳しい管理体制のもとぶどう栽培が行われています。 |
有機認証の畑 |

素晴らしい土地で、その気候に合ったベストなぶどうを栽培、醸造するウエスタンレンジ。今後の活躍にも期待です。
©2010Goole画像TerrMetrics,地図データ |
©2010Goole画像TerrMetrics,地図データ |
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この日は夜遅いこともあり、蔵元のお宅で先日行われたジャパンワインチャレンジ2010最優秀賞を獲得したことを報告しました。アンドリューさんは「スティーブンスパリエから表彰されるなんて歴史的出来事だよ!この賞はアジア圏でもっとも大きな影響をもたらす賞で父のビルも本当に喜んでいるし、地元も本当に嬉しいんだ。だからテレビや新聞などのメディアも注目していて明日は取材が来る予定なんだよ!」と地元でも大きな話題となっていました。 |
JWCの報告後の蔵元と調査隊 |
| 翌日、早朝よりウエストエンド・エステートのぶどう畑と醸造施設を巡りました。日本で量販されているイエローテイルやジェイコブスクリークもこのグリフィスの土地から来ていますが、大規模ワイナリーはぶどう生産が追いつかず他の州で採れたぶどうも使用するので、グリフィス産の良質なぶどうだけを使うわけにはいきません。彼らはグリフィスでよいぶどうが取れることを知っていますが、量産をしなければならないために瓶詰めを有名産地で行い、ブランド力を強めているのです。 | ![]() |
ウエストエンドの畑 |
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一方ウエストエンド・エステートのプライオリティー(優先事項)は品質です。父のビルカラブリアさんはこのグリフィスの名前を世界中に広め高品質なワインが出来ることを伝えたくこの40年間取り組んできました。その結果がアンドリューさんの代で実り今や世界中でこのウエストエンドのワインが認められてきているのです。2005年に獲得したニュー・サウス・ウェールズ州の「WINERY OF THE YEAR」や今回のジャパンワインチャレンジでのダブル受賞などでその実力をしらしめています。 |
ウエストエンドの醸造所 |
| 前日の予告通りにテレビの取材も行われました。調査隊は英語でのTV取材にドキドキしながらもヴィノスやまざきの取り組みを伝えました。アンドリューさんは「日本のお客様に僕らの努力の結果が伝わって嬉しいし、ウエストエンドのワインはこのグリフィスで最も価格の高いワインでもあるんだ。でもそれでもすごいコストパフォーマンスを出す努力を家族全員でしているんだ!」と取材陣に熱弁。 | ![]() |
地元のテレビに取材されました |

今回の調査で、私たちはこの蔵元の多くの情熱と努力を日本のお客様にしっかり伝えなければという責任と使命を深く深く感じました。